Aさんにインタビューしました

日本には、なぜ、いつきましたか?

母親が、ベトナム難民として日本にいた父親と再婚したために、中学2年生の冬に渡日しました。

日本に来た時はどうでしたか。

まず学校に入れるかどうかわからなくて、とても不安でした。知り合いに近くの中学校に連れて行ってもらったのですが、1ヶ月以上、入学を待たされました。

日本語ができないので、学校でも友人も作れず、持ち物も分からなかったので、全部の教科の教科書や副教材を持って行っていたので、すごく重たくて大変でした。

日本語はどうやって学習しましたか。

最初は日本語も全くわからず、インターネットを使って、色々教材を探して、学習しました。

地域の外国人の子ども対象の学習教室であるKFC(神戸定住外国人支援センター)でも日本語を教えてもらいました。KFCでは、自分で学習した時に分からなかったことを聞く、という感じで学習をしました。

高校生活はどうでしたか。

高校では、日本語も話せるようになったので、同じように大学進学を目指す友人ができました。
1年生の間はアルバイトをしてお金を貯めて、2年生からそのお金で塾に行きました。

奨学金はどのように使いましたか。

学習教材を買ったり、塾の費用に充てることができ、とても助かりました。

Aさんは大学進学を果たし、大学でも奨学金を受けて頑張っています。
将来は、IT関係の仕事に就きたいとのことです。