第6回KOBEカンタービレ・コンサート雑感
                   実行委員 正岡健二

 さまざまなルーツを持つ定住外国人の高校生に奨学金を送ろうと、2009年から毎年開催されている「KOBEカンタービレ・コンサート」(チャリティ)が、「連合・愛のカンパ」地域助成を受け、去る10月19日(日)にJR新長田駅前のピフレホールで開催されました。
今回は、ユーフォニアムグループ Grow(グロウ 坂岡裕志代表)が出演され、4名のユーフォニアム アンサンブルが奏でる名演に魅了されました。

クラシックを中心とした第一部

 第1部ではクラシックを中心に心地良い演奏に酔いしれ、サウンドの新鮮さに驚きを感じました。バレエ「白鳥の湖」より「白鳥の踊り」では、陶酔を打ち消すように男性3人が、手をつないで下手より不揃いなステップを踏みながら登場し10歩ほど進んだかと思うと、突然下手へ戻っていくというコミカルなパフォーマンスに会場は笑いに包まれました。「大きな古時計」では操り人形のピノキオのようなパフォーマンスを演奏しながらの演出、お客さんを飽きさせない工夫に感動しました。そして「子象の行進」「グレンミラーメドレー」では、変化に富んだすばらしい編曲が音楽の魅力を倍増させたと感じました。

幕間では奨学生も登壇

 第1部と第2部の幕間ではフィリピン、中国、ペルー、メキシコ、ベトナムなど様々なルーツを持つ奨学生の高校生7名がステージに登場し、充実している今の高校生活や進路の希望を話してくれました。実行委員のひとりとして、彼らが輝かしい将来に向かっていく姿を見て、少しでもサポートすることが出来たことを思い、ほっとする一瞬でもあります。そして、彼らにつづく高校生のためにも、一層の努力を重ねていこうと思います。


楽器紹介とさまざまなジャンルの曲に魅了された第2部

 第2部では、はじめにユーフォニアムの仲間たちの楽器が紹介されました。私は永年音楽に携わっておりますが、今回のようにアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど約10種類のユーフォニアム族の楽器が揃ったのは初めての体験でした。貴重な経験をさせていただきました。Grow代表の坂岡さんの意気込みが感じられるコンサートでした。
  「トランペットヴァランタリー」はすばらしい編曲と絶妙なアンサンブルに驚愕しました。そして、「崖の上のポニョ」「もののけ姫メドレー」「見上げてごらん夜の星を」「世界に一つだけの花」など子どもから大人まで聞き覚えのある曲を演奏して頂き、最後は「サウンド オブ ミュージックメドレー」で締めくくり、様々なジャンルの曲とユーフォニアム四重奏という珍しい演奏に魅了された一日でした。

 第1回から実行委員の皆さんと企画・構成に関わっておりますが、このような素晴らしい演奏会が開催できますのも、皆さんの惜しみない協力とご理解に支えられております。今後ともご支援のほどよろしくお願いします。