〈外国にルーツを持つ子ども〉の背景

1980年代頃から、就労や難民、国際結婚など、 さまざまな事情をもつ外国人が、
家族をともなって来日するケースが増えてきました。
その子どもたちは、日本の教育制度の下で「外国にルーツを持つ子ども」として
学校に通うことになりました。

その中には、外国で生まれ来日した「外国籍の子ども」もいれば、
「日本生まれの子ども」、国際結婚カップルの間に生まれた「ダブルの子ども」、
そして最近では「日本国籍の子ども」も増えています。

このように、国籍だけで子どものおかれている環境を想像するのは
難しい状況になってきています。

子どもたちの生きづらさ

このように、じつにさまざまな背景をもつ「外国にルーツを持つ子ども」が増えてきています。
そして、彼らは、今なお言語上、学力上、進学上のハンディや生きづらさを抱えています。
日常会話はこなせても、学年があがるにつれて授業内容がむずかしくなっていきます。

そして、一番身近な大人である家族は、言葉のハンディに加え、
家族自身が日本で教育を受けた経験がないため、日本の教育システムについての情報が乏しく、
相談にのったり助言をすることが難しいことも多いのです。