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KFC-NEWS  2004.5.17  No.60


■■■ 2004年度総会、法人設立総会のご報告 ■■■

2004年5月10日(月)神戸市新長田勤労市民センターにおいて、18時半より2004年度総 会、引き続いて19時より特定非営利活動法人設立総会を開催致しました。
正会員8名、賛助会員2名が出席し、正会員4名が委任状を提出、中村通宏副理事長が議長 に選任され以下の事項について審議し承認されました。

2004年度総会

1 任意団体時の事業報告(2003年度事業報告、収支決算)
2 法人設立時における任意団体の解散決議

特定非営利活動法人設立総会
1 特定非営利活動法人神戸定住外国人支援センター設立についての意思決定に関する事項
2 特定非営利活動法人神戸定住外国人支援センター設立趣旨書に関する事項
3 特定非営利活動法人神戸定住外国人支援センター定款承認に関する事項
4 設立の初年度及び翌年度の事業計画に関する事項
5 特定非営利活動促進法第2条第2項第2号及び第12条第1項第3号に該当する団体であることの確認に関する事項
6 設立の初年度及び翌年度の収支予算に関する事項
7 役員の選任に関する事項
8 事務所の決定に関する事項
9 設立代表者選任と権限委譲に関する事項
10 議事録署名人の選任に関する事項
 震災後に活動していた2団体(「兵庫県定住 外国人生活復興センター」「被災ベトナム人救援連絡会」)を統合した1997年2月の設立 以来、KFCは任意団体として活動を続けてきました。この7年余りの間に実績を積み重ね、 特に日本語プロジェクト、ハナの会は基幹事業として発展し多くの方たちが継続して参加 してくださる事業となっています。また、行政との共催で外国人住民の背景や抱えている 問題について、地域で関わることになる公務員やNPOスタッフ、ボランティア対象に研修 を行ったり、実態を把握するための調査や、教育や医療、福祉などをテーマに冊子を作る などの啓発活動、そして経済的自立を促し支える目的のスモールビジネス起業支援など幅広い内容の事業を行ってきました。来年1月には、ハナの会をベースにして介護保険事業 者として通所介護を始めるべく準備を進めています。

 このような中、KFCは前記にも示したよう にNPO法人としての一歩を踏み出すことになりました。
今回の法人設立総会での承認によ り、夏頃の認証取得を目指して正式に法人化申請の手続きにはいります。
 会員をはじめ、KFCを支えてきてくださった 方たちには今まで以上にご支援をお願いすることになると思います。何卒よろしくお願い 申し上げます。
 以下が、総会で承認された2004−2005年度 事業計画(抜粋)および役員です。

【2004−2005年度事業計画】
1.定住外国人に関する調査、研究、提言事業
冊子(マイノリティスタディーズV、テーマ:在日コリアン高齢者問題)の発行

2.定住外国人に関する生活支援事業
A 日本語学習支援事業(日本語プロジェクト)
T.日本語学習支援
 @マンツーマンレッスン
 Aグループレッスン
 B保育付きレッスン
 Cミニグループレッスン(目的別レッスン、ボランティアで実施、マンツーマンに准ずる)
 D媒介語を用いたグループレッスン
 E子どもの日本語教室(2005年度〜)

U.ボランティアの養成とスキルアップ 講座
 2004年度1回、2005年度2回実施

V.ボランティア参加、意見交流、資質向上
 研修会・連絡会、メーリングリスト、KFCニュース日本語プロジェクトページ

W.支援者と学習者の交流
 フェスタジュニーナ、秋祭り、クリスマス会、研修旅行など

X.参考資料の収集・利用(通年)
B 在日コリアン高齢者居場所づくり事業(ハナの会)
 食事会及びレクリエーション活動
C 在日コリアン高齢者サポートステーション事業
 訪問活動、送迎活動、介護・老後相談、健康相談訪問

3.介護保険法に基づく通所介護事業
 施設調査
 通所介護事業(2005.1〜)

4.介護保険法に基づく居宅介護支援事業
 居宅介護支援(ケアプランの作成)事業 (2004.12〜)

5.訪問介護員養成研修 (ホームヘルパー養成講座)に係る事業
 ホームヘルパー2級養成講座(2005.7〜)

6.生きがい対応型デイサービス事業
 生きがい対応型デイサービス(2005.4〜)

7.その他事業
T.マイノリティスモールビジネス支援
U.兵庫県、兵庫県国際交流協会(HIA)、甲南女子大学との共催研修

【役 員】
 理事長      金 宣 吉(団体役員)
 副理事長     中村通宏(団体役員)
 理事(新)    李 圭 燮(会社役員)
 理事       野崎志帆(大学教員)
 理事       森ア清登(会社役員)
 理事       吉井正明(弁護士)
 理事・事務局長  横山雅子(団体職員)
 監事(新)    石田 昇(団体役員)
 監事       大賀重太郎(団体役員)
(事務局長 横山雅子)


■■■日本語プロジェクト■■■
 2004年4月より、日本語支援以外にKFC日 本語プロジェクトの色々な活動を係を決めて取り組んでいます。
今回、4月より早速活発に活動している係のリーダーの方に原稿をいただきました。

○メーリングリスト係より

2004 年 4月10日「KFC日本語プロジェクト研修会・連絡会」で、操田・福田・大道の 3名が「メーリングリスト係」に任命されました。毎月2回発信を目標に
@毎月第2土曜日に開催する「KFC日本語プロジェクト研修会・連絡会」 の内容
A日本語教育のための各種講座及び参考図書等に関する情報
B「定住外国人支援」のための各種プログラムの紹介
 以上の項目を中心に「メーリングリスト」 をお送りしたいと思います。どうぞご期待下さい。           
(大道 良輝)

○日本語ボランティア養成講座係より
 今、日本で暮らす定住外国人に日本語学習を支援するボランティアが求められています。 まったく初めての方でもわかりやすい初級講座、すでに支援している人のためのレベル アップ講座を専門の講師のもと、年に一回企画、実施します。
 日本語教授法(実際のやり方と文法の知識) に加えて地域日本語教室の役割、異文化理解なども学びます。KFCの会員、一般 の人から受講者を募集。受講終了時にKFCへの参加を呼びかけています。これまで4月18日と5月8 日の2回ミーティングをしました。(高橋 博子)

○教務係より
 ボランティアで日本語を教えるときは、学校で教えるときのように教材を指定されるわ けではなく、その学習者に合った教材を私たちボランティアが選ぶことになります。
 本当に学習者に合った教材を使っているか なぁ、毎回同じテキストだとつまらないかな、といった声もあるのではないでしょうか。
 KFCの本棚には、たくさんの教材が揃ってい ます。教務係は、どんな教材があるのかを、みなさんに知っていただくためにも教材のリス ト作成を計画しております。ご要望等ありましたらお聞かせください。(福田 文子)

○研修会・連絡会係より
 KFCに入会してまだ経験の浅い私が研修会・連絡会係に印を付け、ましてやリーダーを仰 せつかりこれでいいのかなとの思いもあります。が、心強い先輩の高橋様・福田様もいらっ しゃいますので、一安心。
 毎月の例会が私たち支援者の研修と交流の 場となり、出席してよかったと思われる研修会・連絡会にしたいと思っております。皆様の ご感想・ご希望などお申し出ください。よろしくお願いいたします。    (清水 政子)

研修会のご案内(会員は無料です)
 6月12日(土)は、講師にハートライフ コミュニケーション研究所主宰の末廣順子氏を迎え「コミュニケーション・スキルアップのた めに」をテーマに、日本語ボランティアに必要なコミュニケーションについて考えます。
 7月10日(土)は、現在長田公民館で行わ れている「日本語ボランティア入門」講座に一日参加することになりました。テーマは「出会 う」「識字ワーク」です。現日本語ボランティアとして出席し、講座受講生と一緒に言葉・文 字と権力の関係について考えます。


◆KFCの活動に参加して
 日本語プロジェクトに支援者として参加して、1年が過ぎました。
 そもそも支援者になろうと思った動機は、外国人と交流する機会がほしい、というものでした。
 以前は積極的に、外国人と交流する機会を 創っていましたが、2年前に神戸に越してきてからは、仕事の都合もあり、そういったこ とから遠ざかっていました。また以前は、欧米人を中心に英語で交流していましたが、彼 らと接する中で、自分は日本人なんだという自覚が強くなり、日本人として日本語を教え てみたい、と考えるようになってきました。その時にKFCを知り、参加してみようと思いました。
 日本語を教えるのは初めてでしたが、学習 者と会ってみて、ある程度日本語ができることが判ったので、始めることにしました。
 私の相手はベトナム人の女性で、最初の頃 はお互いに緊張していて、うまくやっていけるか少し不安な時もありました。でも、できるだけ自分から話しかけるようにしていったら、少しづつ打ち解けていき、授業も進めや すくなりました。と言っても、日本語を教える専門的な知識がある訳でもなく、本当にこ んな教え方でいいのかなと思いながら、試行錯誤しながらやっています。また、自分では 当り前で、考えたこともないような文法表現の質問もあり、日本語を教える難しさを実感 しています。
 学習支援をしていると、教えることだけで なく、教えられることも多いです。彼女の話を聞いていると、毎日仕事の後で家事と子育て、その後遅くまで内職をし、空いている時間に日本語の勉強をしているそうです。それ に比べて、自分はなんて恵まれているんだろうと思いました。今の彼女の環境では、日本に いながら日本語を話す機会が少ないそうなので、できるだけ話しかけてあげようと努めて います。
 日本語プロジェクトに参加してから、今ま で眼がいかなかったアジアの国々のことも、考えるようになってきました。多くのアジア からの人々が、今の日本経済の底辺を支えているということも知りました。これらのこと を知る機会を得ただけでも、私にとって参加した意味があります。
 私も学習者も、仕事の都合で時間が合わな いときもあり、他の学習者に比べて、学習の進行スピードは遅いと思いますが、私自身は、こ れからもできるだけ続けていきたいと思っています。(森下真司)

◆日本語ちょっと変?(初級編)

「あした、あなたのうちへ
来てもいいですか。」 

学習者に「○○さん、あしたあなたのうちへ来てもいいですか。」と言われました。意味は わかりますが、何か変ですね。????? 
そのまま受け流すかきちんと説明するか対 応の答はひとつではないでしょうが、変に感じるワケが知りたい! SOS! 誰か教えて!!


■■■KFCハナの会■■■

 いつもの昼食会の日、「今日も早いなあ」と 声をかけてくれる。
でも、ひとたび料理を作りながらのおしゃ べりが始まると、ハンメたちの会話は母語と日本語が混ざりあってくる。
正直会話がわからない時が多々あるのはしょうがない。
「兄ちゃん、ここに来るときは朝鮮語の勉強 してこなあかんでえ」と冗談を言われた。
いっしょに料理を作っていると、
「兄ちゃん料理上手やなあ」
「そら一人もんやから、作れるようにはなり ますよ」
「なんや兄ちゃん一人もんなんかあ。エエ人 おらんのかいなあ」
「いやあ、こればっかりはねえ、なかなか・・・」
と、答えに困るツッコミが度々入ってくる。 「あまりその手の話題は勘弁して欲しい」と思いながら顔を上げると、ハンメのシワがより 一層深くなっている。
「こらしゃあないなあ」と思わせてしまう笑顔がそこにある。
できあがった料理をみんなで食べる。たあいのない会話と、たあいのない話なのかわからない母語と日本語の混ざった会話も時折つ づく。
 「兄ちゃん、遠慮しとったらあかんでえ!」 と、おかわり攻撃もつづく。おまけに残ったナムルなどを袋詰めにしてくれる。

 4月10日には毎年恒例のお花見を開催、24 名のハンメが参加された。今年の桜は早かったようだけれど、なんとか踏ん張ってくれた ようだ。
 すこぶる快晴のなか焼肉パーティーが繰り 広げられ、食べや、飲めや、歌えや、踊れやの大賑わい。
お酒のせいかそうでないのか、顔 を真っ赤にして怒っているハンメもいる。少々言い争いにもなったようだった。
手前勝手な話だけれど、ぼくはこの精神そのままの爆発がたまらなく大好きだ。憧れる。
 色々な理由をつけては、自分に便宜が図ら れるよう巧みな面もあるようだけれども、それは複雑な生の悲痛のなかにある、生きるし たたかさでもあり、やさしさなのだろう。
いつまでも元気で、憧れの存在でいて欲しいと願う。
(ボランティアスタッフ 大和田 信行)


■■■ 今後の予定■■■

■日本語プロジェクト学習支援者のための研修会・連絡会

@6月12日(土)13:30〜16:00
「コミュニケーション・スキルアップのために」
末廣 順子
新長田勤労市民センター講習室3にて

A7月10日(土)13:30〜16:00
「日本語ボランティアとは(仮題)」
   長田区公民館にて

■ホームヘルパー養成講座
 3月27日(土)〜9月18日(土)

■ハナの会「韓国映画鑑賞会」
 6月29日(火)13:00〜    ピフレ会議室Aにて

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