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KFC-NEWS  2003.11.17  No.57


■■■ ベトナム難民の収容問題 ■■■

1978年から日本政府はベトナム難民の定 住を認め、多数のベトナム難民が日本に定住しています。しかし、残念なことにその中には、生 活苦の故でしょうか窃盗等の罪を犯して刑務所に入ってしまう人も少なからずおります。外国 人であるため、刑務所を出てくると出入国及び難民認定法違反ということで、定住ビザが取り 消され、本国への強制送還ということで入管の収容所に収容されてしまいます。しかし、これで 送還されてしまえば仕方ないことですが、問題はベトナム政府が難民の送還を拒否していると いうことです。入管は送還できないにもかかわらず、収容所に長期間収容しているという事態 が起き、長い人で2年を超えるものも出ています。入管法では、送還不能の場合には放免できる との規程があり、これまで収容者は仮放免を申請してきたのに、入管はことごとく仮放免を不 許可にし、収容を続けています。悪いことをしたとはいえ、既に刑期を終えているのに、また長期 間収容を続けているのは、人権侵害を甚だしいといわなければなりません。今、茨木の入管センターに5名のこのようなベトナム難民が収容 されています。彼らの収容を止めさせるために、仮放免不許可処分の取り消し訴訟を大阪地 方裁判所に11月20に提訴することにしています。皆様のご支援をお願いします。(KFC理事 吉井正明)


■■■KFCからのお願い■■■

吉井理事の協力している裁判の中国語の通訳ボランティア募集

 東京、京都などでは既に始まっている中国帰 国者の国家賠償訴訟裁判のための中国語通訳のボランティアを募集しています。
 中国帰国者に対しては、日本で生活をしてい くうえで、今まで政府は十分な対応、補償をしていません。そこで兵庫県でも中国帰国者のた めの裁判をおこすため、各帰国者に対して過去および現在について聞き取り調査を行うこと になっており、中国語の通訳ボランティアを探しています。兵庫県では約50名が対象となりま す。期間は2003年12月−2004年3月の予定です。ご協力頂ける方は、事務局までご連絡下さい。


■■■ご挨拶■■■ 
 9月から緊急雇用対策でKFCに採用された 中川です。
 私の仕事は、『在日コリアン高齢者のための ケアガイドブック』のイラスト作成とデザインが主な仕事です。
 この冊子を作っていく作業の中で私が知ら なかったことが多く、介護保険、社会福祉など自分の生活にあまり関係ないと思っていたこ とが自分の視点を少しかえるだけで、今まで見えていなかったことが見えてきました。
 例えばテレビの番組でも介護関係の番組な ど今までならすぐチャンネルをかえていたはずが、見るようになったり、外を歩いていても 近所をデイケアセンターの車が通るのを見ると今まで目につかなかったことがケアガイド ブック作成の仕事をすることで自分の身近にある問題として認識するようになったことは 私が描いたイラストにも反映されていると思います。世間の人々が介護保険、社会福祉など の私達がうけることができる当然の制度やサービスもどれぐらい内容を知っているかと 言えば実際に制度を利用している人をのぞけばその存在すら知らないのが実情ではないで しょうか?知っていてもその内容までは詳しくは知らない人がほとんどでしょう。私が作 成しているケアガイドブックはイラストを使って分かりやすく、興味が持てるように 作っています。まだ作成途中ですが、介護保険を必要としている人もそうでない人も一人で も多くの人に読んでほしい!完成までがんばっていきたいと思います。(中川)  


■■■ご挨拶■■■
 10月1日からポルトガル語の通訳・翻訳者としてKFCで働くことになりました。緊急 雇用の6ヶ月契約です。
 日系3世のブラジル人である私は1999年に サン・パウロの大学を卒業し、熊本大学で一年間留学をしました。
 ブラジル(特にサン・パウロ)には様々な国 の人が居て、故郷は関係なく誰でもブラジル人だと思われています。それで、人種差別が少 ない国だと思います。世界で2番目に日本人が多い国だそうです。ということは、日本だけに 負けています。聞いたことがない言語を話している人を見ても外国人だと思わないブラジ ル人は少なくありません。逆に「そのブラジル人は凄いね!そんな言語も喋れる!」と思っ てしまいます。
 その環境で育てられた私は来日して全く違 う社会を知ることができました。見た目が日本人の私はあまり人種差別を感じないけれど、 友人のマレーシア人は日本人の男の子に「宇宙人ですか?」と聞かれたことがあって、 ショックを受けました。「日本の社会もいつか外国人に目を向けたら良いな。」とその時は思 いました。
 在日外国人の支援をするKFCで働くことが できて本当に感謝しております。KFCの皆さんに色々教えてもらいながら頑張っていきた いと思います。どうぞよろしくお願い致します。(福本クラウジア真由美)


■■■日本語プロジェクト■■■

「ステップアップ講座」を受講して

 本講座を終えて、今はほっとすると同時に 自分の中で自信めいたものができつつあるのを感じています。
 私は、今年からKFCの賛助会員になり、毎 週木曜日には定住ヴェトナム人への学習支援を行っていますが、それはただ、日本人だから なんとかやっているという程度のもので、他人に「日本語を教えている」なんて恥ずかしく て言えたものものではありませんでした。ボランティアとはいえ、高校生以上の学習者か らは月1,500円徴収している以上、なんとか専門の日本語教授法を身につけたいと常々思っ ていました。そこへこの講座があると聞き飛びついたのです。「初級講座」に続く今回のス テップアップのための講座は自分にとって本当に実のあるものとなりました。実習形式の 講義は座学と違って緊張感と試行錯誤の連続でした。他の受講者の方々が回を重ねるたび にうまくなっていくのを感じ、最後に出番が回ってくる私にとっては不安が一杯でした。 でも、指導案を作成していくうちに次第にイメージが沸いてきました。私にとってラッ キーだったのは、実習直前に「絵で教える日本語」の永保先生の講義を受けたことです。トラ の絵の書き方を教えてもらい「これだ!」と思いました。尾崎先生から、私が書いた下手な絵 を「〜ようだ」を学習するにはうってつけの絵だったと褒められたのも「トラ」のお蔭です。
 兎にも角にも、8回に及ぶ講座を終え明日 からまた学習者と一緒に勉強するわけですが、学習者に「今までと違うな」と思わせる授業が できたらと願っています。そして、「教えさせてもらっている」から「教えている」と他人に 言えるように早くなりたいです。(植野修平)


きょうしつからこんにちは No.6

 Cグループ(中級)の学習者の作文です。  

 わたしはセイキ・テハダ・ツカモトです。に ほんに3ねんまえきました。ペルーからきました。それからすぐにほんごのクラスには いって、いままでべんきょうしている。やっぱりさいしょからむずかしかった。いちばんむ ずかしかったのは、じだとおもいます。でももうなれているとおもいます。べんきょうして いるあいだにいろんなせんせいといっしょにべんきょうしました。にほんごのクラスはほ んとうにおもしろい、たのしい…むずかしい。いまのクラスはいみだったりかんじ、たんご などすこしむずかしいけどがんばっています。
 これからははなすことやほんをよむことを べんきょうして、じょうずになったら、だいがくでべんきょうしたいです。だいがくには いったら、コンピューターのエンジニアのべんきょうをしたいとおもいます。だいがくを でたら、コンピューターをつかうしごとにつきたいとおもっています。さいごににほんは ペルーにくらべると、しずかでしごとがたくさんあってたいへんだけどすばらしいくにです。

楽しく賑やかに秋祭り 各国の料理がずらりと・・・・・・
 秋晴れの10月26日11時よりたかとりコミュニティセンタ−(T.C.C.) ペ−パ −ド−ムで日本語プロジェクトの秋祭りを開催しました。
 学習者26人、支援者30人総勢56人が賑やかに楽しく各自の手作り料理を賞味し、 ゲ−ムをし、バザ−も楽しみました。料理はブラジルのパステウ、ベトナムの春巻き、インド カレ−、韓国のチョレギ、中国えびせん、雲南のココナッツしるこ、エジプトのクッキ−、杏 仁豆腐、赤飯、ふかし芋、スィ−トポテト、それに加えて秋の果物がズラ−と並びワイワイ ガヤガヤ作り方などを聞きあったり賑やかにおいしくいただきました。
 準備は各自家で作って来たり、鷹取教会の台所でそれぞれ作りました。学習者やその友 人、家族、支援者が同じ場で一緒に楽しく働いたことは良い思い出となり一段と交流が深 まったように思えました。
 今年は特に学習者、支援者の参加が例年になく多くとても心強いものを感じましたし、 KFCの仲間の輪が広がっていることを確信しました。バザ−は支援者が持ち寄った魅力ある品々をあれこれ見定めて参加者が買い売上も今ま での最高の額になりました。来年も自分は使わない物だけど誰かの役にたつかも知れない という意識で今から心がけていきたいものです。
 実行委員の方々ほんとうにご苦労様でした。そして皆様のご参加ありがとうございました。(湯口 恵)


秋祭りに参加した学習者の声

 日本語きょうしつの秋まつりに参加しまし た。いろんな国のりょうりを食べることができて、とてもおいしかったです。ブラジルりょ うりパステウをみんなで作りましたが、いかがでしたか。たのしい一日でした。(杉原せつみ)

 あき、たかとりきょうかいへかぞくとわた しはいきました。かれいをにほんじんといっしょにたべました。おいしかったです。 (ブーティタイバン)

 今日は、バスに乗って教会へ家族といっ しょに行きました。教会へたどり着いたら部屋の中に外国人と日本人がいっしょに料理を 作っていたから「おいしそう。」と思いました。お父さんは日本語がちょっとしか分からない ので、まつもと先生と長く話をしていました。10分後、部屋の中から、たくさんおいしそう な料理をテーブルに用意してあったので「昼食かな?」と思っていたので、今度は大きい部 屋に入りました。いろんな食べ物があったので、どれもおいしかったです。昼食の後、ゲー ムをしてもりあがりました。ゲームが終わった後、わたしたちは帰りました。いい思い出が できたと思います。(グエン ボー チュオン)

 10月26日(日)あきまつりに行きまし た。たのしかったです。いろいろりょうりをたべました。はるまきをたべました。いちばん りょうりがほしいです。ゲームをしました。わたしは、なまはるまきをつくった。おいしいと おもいました。わたしは1時半にかえりました。   (グェン ティ フォン クィン)

 来日して初めての祭りで、とても楽しかっ た。
 一番美味しかった食べ物はインドカレーで、 二番目は揚げ春巻でした。(勿論、パステルも美味しかったけど。。。)
 今までブラジル人と日本人にしか会ったこ とがなかった私は在日韓国・朝鮮人、ベトナム人、中国人等と一緒に遊ぶ事ができて感動し ました。
 貴重な体験をありがとうございました。 (カモザキ スエレン)

 日曜日は、秋まつりがありました。たかとり きょうかいでいました。たのしかった。いっぱいりょうりを食べました。ゲームもあそびま した。ブラジル人とかんこく人とベトナム人などいました。みんなはしんせつです。いっそ うにはなしました。おもしろかった。やすいものはうっていました。私はkittyちゃんを買い ました。100¥です。かわいです。わたしはほんとにすきです。(チャン)

日本語ボランティア養成講座
 12月20日(土)から日本語ボランティア養成講座が始まります。この講座は、より実 践的な講座になっておりますので、ぜひスキルアップのためにもご参加ください。
日程、申込方法など詳細は別紙をご参照下さい。

Aグループレッスンアシスタント募集 
2004年1月〜3月の毎週月曜日と木曜日19:00〜20:30のグループレッスンのアシス タント(ボランティア)を募集しています。
応募条件は、
・当センターの設立趣旨をご理解頂ける方
・毎月第2土曜日の研修会に参加して頂ける方
・イベントなどに積極的に参加して頂ける方です。
アシスタントには、交通費をお渡しします。(ただし1200円/回まで、月上限週1日につ き5000円まで)
 応募方法は、履歴書、応募動機を書いた400字程度の作文を12月12日までに事務局 までご提出ください。
 その他ご不明な点がありましたら、事務局までお問い合わせください。


■■■KOBEハナの会■■■

遠足
 先日、10月16日に淡路島へ遠足に行って来ました。きれいな花畑を見て、おいしいお 弁当を食べて、最後は、温泉に入って楽しい1日を過ごしてきました。無事にバス旅行がで きましたのも、皆さんのご協力のおかげです。ありがとうございました。
 当日はお天気にも恵まれ、高齢者の参加は 29名でわいわいがやがやとよかったです。お弁当のおかずもまるでレストランのランチ バイキングの様で、はしとお皿を持ってひとまわりすれば、山盛りのおかずが手に入りま した。どうもごちそうさまでした。
 ところが年を重ねるごとに体調のせいなの か、衣服の着脱に時間がかかる為なのか、入浴されない方が増えてきたように感じました。 どうしたら楽しんでもらえるか、工夫をしていくことが、ハナの会の今後の課題かと思わ れます。
 でも、毎週木曜日の昼食会では平均25名 の高齢者が来られるなり働き手となって、すばらしい料理を作ってくださいます。確実で 最後までやりぬくという仕事ぶりには、本当に頭が下がります。私たちボランティアは、高 齢者の方々にたくさんのことを教えていただいています。それは料理だけでなく、今まで生 きてこられた経験でおっしゃる一言一言が心に深くしみ込んできます。
 とにかくおしゃべりが上手でジョークもあ り、おもしろいんです。それでいて、料理も天下一品の出来なのですから、いうことなしです。毎回食後はお腹いっぱい、心もいっぱいの気持ちになるのは、私一人ではないと思って います。今現在、仕事で参加できなくなった元ボランティアの人たちも季節ごとに食材や果 物を遠方から送ってきてくれます。高齢者の方も本当に喜んでいらっしゃいます。これか らハナの会は介護保険事業にも力を入れていくことでしょう。老人問題は家族問題といわ れています。ハナの会が家族の方にも安心にそして喜んでいただけるようになればいいな と思います。 (金美里) 

ご挨拶
 KFCハナの会ができて、四年余りが過ぎました。お手伝いしています金美里です。
 なぜハナの会に参加するようになったかというと、ハナの会とはごはんを作って食べて片付けてという内容を聞きまして、全部した ことがあるし、できるだろうと思ったからです。初めの頃は、メニューも決まっていなく て、不足材料の買い物に走ったりしたものでした。ああでもないこうでもないと言いなが ら、今はちょっと落ち着いてきたと思います。他のボランティアの人たちと相談して力を合 わせて、それぞれ自分にできることをやりながらいい感じで進んでいると思っています。
 あせらずゆっくりとやっていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。(金美里)


■■■ 今後の予定■■■

■日本語プロジェクト学習支援者のための研修会・連絡会
12月13日(土)13:30〜16:00
「タイで教えた経験談」
 福田文子

■日本語クリスマス会
12月19日(金)18:30〜20:30
 若松地域福祉センター(予定)にて

■日本語ボランティア養成講座
●12月20日(土)13:30〜16:00
「開講式、オリエンテーション」  
 KFC日本語プロジェクトリーダー会

「多文化・多民族・多言語のコミュニティ」
 吉富志津代(ワールド・キッズ・コミュニティ代表、多言語センターFacil代表)

●1月10日(土)13:30〜16:00
日本語教育の概念/授業の流れ/および発音と表記
 斎藤明子(神戸YWCA学院専門学校講師)

■地域国際化を考える研修会
●12月3日(水)13:30〜15:00
外国人住民の抱える医療問題
 中萩エルザ(Disque-Saude)

●12月3日(水)15:10〜16:40
外国人住民の抱えるDV問題
 もりきかずみ(アジア女性自立プロジェクト代表)

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