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KFC-NEWS  2003.3.17  No.53


■■■ KFCの運営体制強化にむけて〜臨時総会開催のご案内■■■

  2003年度、KFCは新しく生まれ変わろうと しています。KFCの運営をより安定したものにし、これまで行ってきた事業、あるいは新し く始めようとする事業を実りあるものにし、団体として成長することを目指していくため の体制強化と考えていただきたいと思います。なかでも会員制と理事会の設置が、その大きな変革点となります。以下がその概要です。

会員制について
 KFCを支える方たちに会員になっていただ くことでその位置づけを明確にし、また会員に納めていただく会費によりKFCの財政的安 定を図ります。
 会員の種類としては正会員、賛助会員、ユー ス会員の3つがあります。正会員は、総会(年1回開催)での議決権を有し、運営のありかた へ積極的に関わっていただくことになります。賛助会員は、団体の活動に参加したり、参加で きなくても会費を納めていることで活動を支えていただける方を想定しています。ユース 会員は、準賛助会員とも呼ぶべきものです。学生などが会員になるためのハードルを低くし ようということで会費を少し安く設定します。会費は、それぞれ年間で正会員が1口12,000円、 賛助団体会員が1口10,000円、賛助会員が1口3,000円、ユース会員が1口2,000円となる予 定です。(尚、子どもやハナの会参加の高齢者の方たちは会費免除とします。)KFCの基幹を なす事業である日本語プロジェクト、ハナの会に関わる方たちにもこの会員制度に加わっ てもらい、事業を執行する事務局と実働部隊を、会員や利用者が様々な形で支えていくと いう体制にしたいと考えています。

理事会について
会員が下からKFCを支えるのに対して、理事会にはKFCの活動を外へアピールをして、広く社会にKFCの存在価値を認知してもらう 窓口となっていただきます。そのためにはKFCの理念をよく理解し、そして事業のため の資金づくりなどにも貢献してもらえるような理事が不可欠で、現在数名の方たちにお願 いをしているところです。KFCの実情を熟知し理事会に報告する役割を負って、事務局長 の横山も理事となる予定です。監事は2名の方に依頼してすでに承諾をいただいています。現役員からは副代表の中村通宏は副理事長として理事会に入り、代表の金宣吉は、理事長 として理事会のまとめ役となり、今後も運営全体を統括していくことになります。

以上、会員制と理事会について簡略に説明 しました。事務局はこの間にはいり、また各プロジェクトのリーダーや事業実施者による事 務局会議を通して連絡をとり協議をして、KFC全体の運営実務を行うことになります。 このほか、翻訳や通訳、各専門分野での講師を依頼する方たちをKFC支援者として登録して いただくようお願いしていく予定です。

 これら運営体制の変革について、今まで KFCに関わってきた方たちへの報告を含め、4月12日(土)午後1時半から臨時総会を開催致 します。場所は、神戸協同病院 南館3階会議室(長田区久保2ー4ー7)です。臨時総会を経 て、定款を新しく書き直すことになります。皆さまの臨時総会へのご参加をお願い致します。


■■■ 在日マイノリティスタディーズ「在日外国人の医療事情」発行のご案内■■■

一昨年末に発行しました「在日マイノリ ティスタディーズT 日系南米人の子どもの母語教育」から1年3ヶ月たってようやくシ リーズの第2弾を発行することになりました。

 今回のテーマは、“在日外国人医療”です。 その中でも診療報酬負担のあり方に焦点をあてる予定でしたが、執筆を依頼する過程で、こ の一点だけに的を絞って外国人医療を捉えることが非常に難しいことがわかりました。し かし、研究者としてあるいは実践者として外国人医療に関わってきた執筆者の方たちが書 かれたことは、はじめて外国人医療について考える人だけでなく、今までこの問題に関 わってきた人たちにも十分に示唆に富むものであると自負しています。“外国人”とて同じ 人間、病気もすればけがもします。しかも、隣人として同じ地域で暮らしていく人達も多く います。それなのに日本人と同じ医療が受けられないことがあるのは何故なのか…。様々 な視点からこの問題について書かれた本ゆえ、タイトルを「在日外国人の医療事情」としまし た。また、この本の発行にあわせて、外国人医療に関する負担についてのアンケート調査を 行い、その結果をまとめて掲載しました。外国人住民の医療コストや制度に対する意識など 参考にしていただければと思います。

 定価は1,000円(税別、送料別)です。シリー ズ1冊目とあわせてご購読ください。

 なお、3月29日(土)の午後2時〜4時半、神 戸市勤労会館にて出版記念シンポジウムを開催します。執筆者の早川寛さん、李節子さん、 中萩エルザさん、伊藤美保さんをパネラーにお迎えしてお話を聞きます。是非ご参加くだ さい。(詳細は同封のちらしをご覧ください)


■■■「スペイン語圏の人のための日本語教材について」 ■■■

昨年よりとりかかってきました「スペイン 語圏の人のための日本語教材」がこのほどようやく完成致しました。この教材は、入門編と初級編のテキストと 音声収録したCD教材からなります。テキストは日本語のダイアローグ(モデル 会話)やその課の単語、その課で勉強する文型、練習問題からなっており、各々の日本語を スペイン語でサポートしています。
入門編については平仮名とローマ字で表記 がされており、初めて日本語を勉強しようとする日系ペルー人などスペイン語圏の方々で、 平仮名を覚えきれていない方でも、ローマ字を頼りにし、日本語の勉強に入りやすいよう 工夫されています。
次のステップの初級編ではローマ字のサ ポートはなくし、漢字も含まれ、平仮名でルビが打ってあります。またコラムとして随所に 日本での日常生活で必要なテーマをとりあげています。
そして自分の都合のいい時に一人ででも勉 強をしやすいように、CDも作成しました。日本語のテキストはいくつかあるけれど、少し 分厚くて勉強の途中で挫折してしまった、また仕事の都合で日本語の勉強に通いにくいか ら一人で勉強したいが、音声がないので勉強しづらい、もう少し初歩的な内容から勉強し たい、すぐに日常生活で使える日本語から勉強したい、などと今まで感じていたスペイン 語圏の方たちの日本語勉強に少しでも役立てていただければと思っています。
また、シリーズ編として前回作成致しまし た「在日ブラジル人のためのFM日本語教室」も引き続き販売を行っておりますので、関心 や興味のある方はお問い合わせいただき、是非お買い求めください。
最後になりましたが日本語専門家、スペイ ン語翻訳者、スペイン語ネイティブ、日本語・スペイン語のチェッカー、音声収録関係者、表 紙・CDデザイン関係者など、大変多くの方々のご協力を得ることができましたこと、この 場をお借りして深く感謝申し上げます。

スペイン語圏の人のための日本語教材〔入門編・初級編〕
・テキスト入門編・初級編:各2,500円
・CD入門編(2枚組)6,000円、初級編3,000円
・セット(入門編・初級編のテキストとCD)は 12,000円
*在日スペイン語圏の方は半額です。
*在日ブラジル人のためのFM日本語教室[入 門編・初級編]も価格、条件は同じです。


■■■日本語プロジェクト■■■

現況報告
 現在の学習者の人数
マンツーマンレッスン 28名
グループレッスン  
グループA(入門)月・金 11名  
グループB(初級)火・木 8名  
グループC(中級)金   7名


連絡事項

*2003年上半期グループレッスン開始日 のお知らせ
グループA(初級)月・金 4月14日(月)〜
グループB(入門)火・木 4月15日(火)〜
グループC(中級)金   4月18日(金)〜
学習者を募集しておりますので、学習希望 の方がお近くにいらっしゃいましたらお問い合せください。(マンツーマンレッスンの学習 者も随時受け付けております。)

*事務所のカギをお持ちの方へ
KFCの事務所のカギをお持ちで、学習支援 が終られている方はお手数ですがお早めに事務所へご返却頂きますようお願い致します。

*皆様へ
 短い期間で皆様にはご迷惑をおかけしたと 思いますが、今月いっぱいで退職させていただくことになりました。親睦会員の方々には 教わることが多く大変お世話になりました。ありがとうございました。今後も更に多くの 方々がKFCの活動に参加され明るく優しい輪が広がっていくことを願っております。(水洗直子)
追記:次のコーディネーターは、奥裕香さんに 決まりました。

*お花見
4月6日(日)11:00〜妙法寺川公園でお 花見を行います。参加される方は事務所までご連絡下さい。(雨天中止)

きょうしつからこんにちはNO.4 
共に歩んで
 日本語学習者の支援に関わって数年になり ますが、その間、何度か長期間休ませたいただきながら続けております。
様々な国籍の人たちとの出会いがありまし た。みなさん、「日本語が話せるようになりたい。」と言う熱い思いを抱いて、学習に取り組 んでおられました。けれども、いろいろな事情で、学習半ばで教室を去らざるを得なかった 人もいます。
・結婚、出産、育児
・職場で残業があったりして、時間に間に合 わない。
・母国で就職できる目処がついたので、帰国。
・夫の転職で県外へ転宅。
・夜間高校へ通うようになった。
などが主な理由として挙げられます。
振り返ってみますと、どの人も、これから学 習を積み重ねて語学力がつくことを思うと惜しまれてなりませんでした。
・助詞が使えるようになりたい。
・文章が正しく書けるようになりたい。
・文法を復習して、今まで曖昧だったところ を確かめたい。
・日本語の新聞が読めるようになりたい。
 など、自分の目標をきちんと持っていらっ しゃいました。支援者としては、途中で去って行くことはやむを得ないとしても、中途半端 で終わってしまったことが残念でもあり、一抹の寂しさを拭い切れません。
 けれども、また新しい出会いがあり、奮起し て教室へ向かいます。貴重な時間を割いて教室へ来られる学習者のみなさん、「間違うこと はいいことだ。」恥ずかしいことではなく、それをステップにして次の学習へ臨んで下さる ことを願っています。そして、学習を通して共に学び合える喜びを分かち合いたいです。(山口温己子)


■■■KOBEハナの会■■■

 4月からKFCの組織形態が変更になりま すが、それに伴い、KOBEハナの会も形が変わります。1999年9月に発足したのですが、現 在まで「KFC内に事務局を置き、KFCの全面支援・協力を受けている別団体」だったの が、4月よりKFCの直接事業になり、名前も「KFCハナの会」に変わります。改めて4月 からもご支援の程をよろしくお願いいたします。
 さて、今年のKOBEハナの会は新たな活 動を始めています。
 1つは日常の昼食会に来られなくなったお ばあさん達を訪問し、聞き取り調査を始めています。これは在日韓国・朝鮮人1世高齢者に 渡日から現在までの人生の歴史と、現在の生活状況を福祉サービスの面から聞き取るもの です。
 在日韓国・朝鮮人高齢者は非常に多くの差 別・偏見を経験し生きて来られた方達です。その歴史を聞き取り、記録に残すことは同胞の 次世代にはもちろんのこと、日本社会にとっても貴重な記録になることと思います。
 また、おばあさん達は現在地域社会で行わ れている各種高齢者福祉サービスを十分に受ける事ができていないと思われます。介護保 険、食事や送迎のサービス、医療に関わる事など、高齢者向け福祉サービスは多くあります。 しかし、在日韓国・朝鮮人高齢者にその情報が十分に行き渡っているのか、理解できている のか、福祉面で相談できる人はいるのか、サービスは受けているがその状態はどうなのかな ど、日本人高齢者とは違う文化を持つ方達に対する細かなケアは必要であると思います。
新しい活動の2つめはおばあさん達が十分 に楽しむことができるレクレーションを考え、実施することです。楽しめる事が在日韓国・朝 鮮人高齢者と日本人高齢者とで全く違うということはないのですが、一般的に行われてい る日本人高齢者向けのレクレーションはあまりなじまないように思われます。では、在日韓 国・朝鮮人の高齢者が楽しめることは何なのかを考え、実施しようというものです。
 4月の中旬には韓国南部に視察研修にも行 きます。在日韓国・朝鮮人高齢者はそのほとんどが韓国南部の出身です。この視察研修でも 韓国南部の高齢者施設を訪ね、その実施プログラムやレクレーションの内容を視察して来 ます。そして前述の聞き取り調査でもこのことを尋ねて、おばあさん達の意見を聞き、在日 韓国・朝鮮人高齢者が楽しめるレクレーションを作り上げていきたいと思います。(金周司)


■■■ 今後の予定■■■

■運営会議
3月25日(火)14:00〜 KFC事務所

■臨時総会
4月12日(土)14:00〜神戸協同病院 南館3階会議室(長田区久保2ー4ー7)

■日本語研修会
4月12日(土)15:00〜神戸協同病院 南館3階会議室

■お花見
4月6日(日)11:00〜 妙宝寺川公園(雨天中止)

■日本語学習支援者のための初級講座
新長田勤労市民センター(予定)
●3月29日(土)13:30〜16:00 
外国人のおかれている状況 金宣吉(KFC代表)
KFCプロジェクトの学習支援の実際 KFC日本語プロジェクトメンバー

■在日マイノリティスタディーズ出版記念シンポジウム
「在日外国人の医療事情〜わたしたちにできること、すべきこと」
3月29日(土)14:00〜16:30 神戸市勤労会館

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