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KFC-NEWS  2002.11.17  No.51


■■■ エスニックスモールビジネス起業支援講座が始まりました■■■

外国人住民でこの不況下に、起業しようという人が、一体どれほどいるのか。言葉や学歴 を始め、様々なことで外国人住民が不利な状態におかれる日本社会で、果たして起業がで きるのか。そんな後ろ向きで臆病な考えは、マスコミ、講師関係者、外国人関連団体などに対 し、代表の金が説明や協力依頼したりする機会に同席させてもらうにつれ、少しずつ前向 きになりました。エスニックの文化的特長を長所として活かす。マイノリティであることや、自分では何気 ないことであっても強みとして活かせるのではないか。その画期的な発想と着眼を聞かさ れると眼からうろこが落ちるような気持ちになる人は少なくない気がします。マスコミや 口コミなどで申込者はどんどん増え、当初懸念していた『参加者が一人も集まらないので はないか』という予想に反し、セミナ−の説明会には、事務所に入りきれないほどの外国人 住民の人が集まってくれました。彼等はベトナム、中国、台湾、ギリシャ、モロッコ、ロシ ア、イギリス、アメリカ、ペル−などの国籍です。説明会が始まると一斉に、狭い部屋で外国 語が飛び交います。
セミナ−内容の希望や参加可能な日時などをヒアリングし、最も多くの方が参加でき希 望に沿えるようにと、内容や進め方を歩きながら決めて進めているようなやりかたで、 様々な面で手探り状態です。説明会に参加された24組の方からセミナー受講エントリー は21組となり、都合が悪く参加できない人などもあったため1回目のセミナーには9組 が参加されました。
「SB起業支援初年度」では、すべてが予想できないため、わがままな進め方になってお りますが、講師の方を初めとし、関係団体や通訳の方、ボランティア的に御協力下さって いる方々に、心から感謝致しますと共に、引き続きご協力とご支援、ご理解のほどを宜し くお願いいたします。
そして何より、お一人でも多くの方が、起業し成功され、明るい顔で生活を送られるよう になりますことを願わずにはいられません。(西條 典子 )


■■■日本語プロジェクト■■■

現況報告
現在の学習者の人数

マンツーマンレッスン 31名

グループレッスン  
グループA(入門)月・金 11名  
グループB(初級)火・木 6名  
グループC(中級)金   6名

連絡事項
*実習を中心とした教授法講座  
9月11日より開講していた講座が10月30日に終了しました。出席率が非常に高く、全参加 者31名のうち、6回の講義に5回以上出席をされた23名の方に受講修了証が手渡されまし た。今回の講座も神戸YWCAの斎藤明子先生に講義をして頂き、10名の受講者による模 擬授業、事例報告が講義の中で行なわれました。質問や意見が多々飛び交い、活気のある講 座となりました。次回の講座は来年1月に始まる予定です。是非ご参加下さい。

* ご挨拶
 11月1日より日本語学習のコーディネー ターを務めさせていただくことになりました水洗直子です。私は出身は熊本なのですが、これまで神戸 という土地に縁がなかったこともあり、「なぜ?」と問われることはこれからも少なくな いのではないかという気がしています。このように疑問をもたれる時、実は私自身 も不思議なものを感じているのですが、このようなことは2年程前に中国で暮らし始めた 頃が初めてだったように思われます。日本語教育というものに少しばかり触れて みて、学習者の視点・心理(外国語を学ぶということ、異文化社会で生活するということなど)を体感したいと考えるようになり、選択し た中国への語学留学でしたが、なぜ中国なのかと突き詰めて考えると私も未だ答えはわか りません。北京、大連、瀋陽というそれぞれの土地、そしてそこで出会った人たち、起こった 出来事、ひとつひとつが縁であったという言い方しかできないのですが、KFCという場を きっかけにここから広がっていくそういった人・出来事との出会いが広がり成長できればと 思っております。新しいご縁でこれからも日本語学習に関わ らせていただくことになったわけですが、以前私自身、「ことば」がそんなに重要なのかと 疑問を抱いたことがあります。自分が海外で生活してみて、その土地の言 葉が話せないと生活できないということはないんだなと感じることもありました。ただ、中 国語を学んでいくうちに、そこの言葉が分かる、色々な人とコミュニケーションがとれる という楽しさを感じ取れるようになってからは、重要か重要でないかということではなく、 母語以外のことばを学んで得られるプラスの感情やそこから広がっていく自分の知らな かった世界に出会うことの面白さを伝えたいと考えるようになりました。これからは私自身が直接学習者にそれを伝 えるということはないと思いますが、そういった方向性を自分の役割の中でうまく活用 したいと思っています。
しばらくは不慣れな対応でご迷惑をお掛け すると思いますが、スタッフ、支援者の方々皆さんに学びながら、日本語学習が潤滑に楽し く続いていくようなお手伝いができるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたしま す。

*きょうしつからこんにちはNO.2
 9月14日の研修会では長谷川美喜子さんに 現在かかわっている子供達の学習支援について話していただきました。子供というのは中 国人の兄妹でお兄ちゃんは14才、中2で、妹の方は12才、小学6年生とのことです。兄妹 はとても仲が良く性格も明るいので支援(授業)もやり易いとのことです。又、教科書には 「こどものにほんごT」(スリーエーネットワーク)を使っていますが、子供達自身が絵を 描くのが好きということもあって、時々は長谷川さん自身ご自分で描かれた絵カードを使 いながらの授業だそうです。ですがやはり問題は文法に弱く、特に助詞の使い方がよくな いとのことです。
支援は今年の6月から始めたのですが、今後の 問題として兄妹の間にだんだんとレベルの差がでてきているということです。妹は上達が 早く、お兄ちゃんの方は妹と同じ様にいかなくなってきているので、今後どうしたものか と悩んでおられるということでした。又妹も来年は中学生になるし、2人を分けてもいいの ではないかと思うが、仲の良い兄妹なので、もしそういうことになれば、来なくなるのでは ないかとの心配もされていました。


支援2年目の牧桂子さんにお聞きしました.

1.いつから日本語の支援を始めましたか?
 去年の2月からです。

2.日本語支援をしようと思った動機は?
KFC主催の「日本語学習支援ボランティアのためのステップアップ講座」(2000年12月 終了)を受けて、その講座がよかったので、一度、日本語支援をしてみようと思いました。

3.実際、日本語支援を始めてみて困った点は ありましたか。
 不用意なことばで墓穴を掘る。たとえば学 習者に説明をする時、未習の相手の知らないことばを使ってさらに困乱を招くことになっ た。歌はいつでも歌えるので、繰り返し自分で勉強するのには、いい教材だと思って、「上を 向いて歩こう」を教えようと思ったけれど、-歩こう-とか-涙がこぼれないように-とか、歌 詞の(動詞)教えるのに苦労した。(動詞)の活用を何から、どのように教えるか、例えば (ます形)から-歩こう-の(意向形)への説明をどうするかなど、どうしたら支援者に理解し てもらえるかなど疑問が出てきている。これから(動詞)を教える順序について、勉強して いかないといけないと思っている。

4.1年間経って、今はどうですか。

 今はことばの説明では、ベトナム語と日本 語の辞書が役立っている。授業の方法として、学習の前に学習者と雑談をしている。先ずは 相手の言いたいことを聞いてその時の会話の中で、美容院と病院とか、不要品と不良品と か、発音の聞き取り難いものの意味の違いについて、説明したりしている。雑談が終わって から、日本語のテキストの勉強をしている。 
(中川伊都子記)


■■■ 今後の予定■■■

■運営会議
11月28日(木)14:00〜 KFC事務所

■日本語研修会
12月14日(土)13:30〜 神戸アジア交流プラザ
2003年1月9日(土)13:30〜     ″  

■ボランティア養成講座
2003年1月25日(土)13:30〜 新長田勤労市民センター(予定)

■スモールビジネス起業支援講座
第4回 12月12日(木)18:45〜 ピフレホール
第5回 12月26日(木)18:45〜

■地域国際化を考える研修会
●12月6日(金)13:30〜16:40 ひょうご国際プラザ
外国人住民の抱える医療問題
横山 雅子(AMDA医療情報センター関西)

外国人住民の課題解決に向けて〜外国人集住地域太田市の取り組みから〜
堤クラウジーナ眞由美(太田市国際交流協会) ほか

■年末年始のお休み
12月28日(土)〜1月5日(日)まで

お休みを頂きます

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