■■■ 未来にとって価値あるKFCへむけて ■■■
最近の北朝鮮の拉致問題報道に触れるたび、胸が痛くなるような気持ちになります。
私の父親は、まだ私が生まれる前、日本での生活に夢がもてず家族を連れて北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へいこうと母親に言ったということです。その時、母親が強く反対しなければ私もあの国で生活せざる得なかった一人になっていたかもしれません。もしかしたら拉致された人たちを拘束したり弾圧する側の人間になっていたかもしれません。
植民地時代にうまれた私の親(在日2世)が、3世を連れて縁のないところ(在日のほとんどは現在の韓国南部出身者)にいくことを決意したのは、その時代の社会環境がもたらす影響が大きかったと思います。
特にメディアや国家(行政)によって流される情報は、誤った知識や意識でも増幅し、人を誤った行動に走らせます。
個人が大きな力の前で人間性を失わずに生きていくためには、上からの一方的な情報に支配されるのではなく、草の根の声や弱者といわれる人たちの声に耳を傾け下からの情報を広げる必要があります。
そのためにはNGOやNPOといわれる活動は、本当に大切なものですが、NGOやNPOと言われる団体の多くも、生き残るため、時代に合わせ本当に価値あるかわからないものを広げたりもしています。そのことは未来を蝕むことにもなるでしょう。
KFCは、今の時代に迎合しない分、少し
頑固なNGOかもしれませんが、何年後、何十年後(存続していられれば?)にとっても大切な活動をしていければと思います。
こんな大層なことを書きましたが、以前のニュースでも触れたとおり、KFCとしてもっと多くの人たちと思いを共有しながら活動を進める体制を考え、10月1日より、新たな体制づくりに入っています。
代表の金は、他のNGOとのネットワークの仕事である(特)しみん事業サポートネットワークに比重を移し、KFCの隣の「わーす」スペースに移動しました。志岐はKFCの仕事をメインにするためKFCにもどっています。またAMDA国際医療情報センター関西の事務局主任をしていた横山さんが、あらたなKFCのスタッフとして来てくれ、事業のコーディネートをしてくれています。
日本語のコーディネーターをしてくれていた武藤さんが、日本語学校の仕事の都合で離れることとなり、あらたな人を募集することにもなりました。
今回、隔月のニュースを臨時でださせてもらったのは、KFCとして大きな変化を関係者の人たちに早く伝えて理解してもらいたいと考えてのことです。運営体制の枠組みについては、来春までの半年間、多くの人の意見を聞きながら考えますが、未来につながる体制づくりになるようしたいと思います。(金 宣 吉
)
■■■ ご挨拶■■■
10月1日からKFCで週3日働くことになりました。この御縁の元をたどっていくとおおよそ4年前に遡ります。
私はAMDA国際医療情報センターという、電話による医療情報の提供をはじめ、在日外国人医療に関する活動を行っているNPOのスタッフとして働いてきました。1998年10月、このAMDA国際医療情報センターが、ベトナム語の両親学級をKFCや神戸大学医学部、難民事業本部、神戸市国際交流センター、神戸市長田区保健部と共に開催したのがお付き合いの始まりでした。日本で妊娠・出産・育児をする外国人に必要な情報提供、アドバイスを、通訳付きでしようというこの両親学級は、不幸にも台風通過という悪天候のため参加者がゼロという結果に終わってしまいました。しかし、いろんな立場で活動をしている機関や団体が、ある目的のために自分たちのできることを分担しあうと、負担はさほど大きくないのにちゃんと形になるということを、その機会に経験したのでした。
これをきっかけに、約半年後からはじまったKOBE外国人支援ネットワーク(通称MISDON)の仲間に、唯一神戸市長田区以外で活動している団体としてAMDA国際医療情報センターもいれてもらうことになりました。それは、ベトナム語の両親学級で得た、ネットワークを活かしてより効率的で効果的な活動が可能になるとの期待があったのが大きかったと思います。MISDONでは、さらに多くの方々と出会うことができました。また、KFCが行っている活動についても、月1回の会議でより詳しく知るようになりました。
AMDA国際医療情報センターは、内容は医療に特化されますが、あまり活動範囲を限定せず広域を対象としています。一方KFCは、地
域に住む外国人住民を対象に必要と考えられる様々な活動を行っており、支援する人とされる人がお互いに顔が見えやすい関係にあるという印象を持っています。外国人支援という使命は同じでも、やりかたの違う団体に変わって自分の経験が活きるのか、少々不安もあります。また、KFC自体もこれからどのように団体を運営していくのかの方向性を探っているところです。KFCが今まで築いてきたものがさらに発展するよう、様子をながめながらぼちぼちやっていきたいと思っています。
私は生まれも育ちも大阪で、今も大阪市内に住んでいます。でも神戸には大学時代通ってきた馴染みのある街です。その神戸が震災の被害にあったとき、知っている街並みがひどい状態になっている様子を見るのはつらいことでした。逆に、困難の中からいろんな市民活動が立ちあがってきたことをすばらしく嬉しく感じます。そのような中で自分の働く場を与えてくださったことに感謝し、KFCの皆さんに色々教えてもらいながら頑張っていきたいと思います。来年度からはフルで事務局スタッフとして働く予定です。どうぞよろしくお願い致します。
(横山 雅子 )
■■■日本語プロジェクト■■■
■現況報告
現在の学習者の人数
マンツーマンレッスン 34名
グループレッスン
グループA(入門)月・金 6名
グループB(初級)火・木 8名
グループC(中級)金 5名
■連絡事項
*10月からのグループレッスン講師、 アシスタント決定
グループB、Cのアシスタントが決定いたしましたので、ご報告いたします。
グループB: アシスタント(白井正登さん)
グループC: アシスタント(横山範子さん)
たくさんのご応募ありがとうございました。
*退職のご挨拶
KFC日本語プロジェクトでコーディネーターをさせていただいておりました、武藤智子です。この度、日本語のコーディネーターを退くこととなりました。短い間ではありましたが、スタッフの方をはじめ親睦会員の皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました。たくさんの方のお力をかしていただき、ここまでこれたと強く実感しております。
まだまだ未熟な私は、皆様のお力により多くのことを学ばせていただきました。至らぬ点が多かった私を暖かい目で見守ってくださり本当にありがとうございました。今日まで、今まで以上のKFCの日本語のプロジェクトにしていきたいと思い過ごして参りましたが、KFCにとって、親睦会員の皆様にとっての即戦力になれなかったことは悔やんでも悔やみきれません。
これからは、一親睦会員としてKFCに携
わっていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、これからも神戸定住外国人支援センター(KFC)をよろしくお願いいたします。
■■■ 今後の予定■■■
■スモールビジネス起業支援講座
第1回 11月7日(木)18:45〜 ピフレホール
第2回 11月14日(木)18:45〜 ″
第3回 11月28日(木)18:45〜 ″
■地域国際化を考える研修会
●11月1日(金)13:30〜16:40 ひょうご国際プラザ
・外国人住民の抱える教育問題(1) 〜日本語教育を考える〜
村山 勇(本山第二小学校教諭)
・外国人住民の抱える教育問題(2) 〜母語教育を考える〜
太田 晴雄(帝塚山大学教授)
■運営会議 10月21日(月)10:30〜 KFC事務所
■日本語研修会 10月12日(土)13:30〜 神戸アジア交流プラザ
11月9日(土)13:30〜 ″
■実習を中心とした教授法講座
10月16日(水)、10月30日(水)18:00〜20:30 新長田勤労市民センターにて