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KFC-NEWS 2001.1.17 No.39


新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします


■■■21世紀初頭にあたって〜 KFC の3年間の歩みと今後にむけて〜■■■

新世紀の新年おめでとうございます。
KFC を物心ともに支援していただいてきた皆様には、これからもお世話になることが多かろうと思いますが、NGO/NPO 活動を支える環境の少ないなかでの活動を末永く見守っていただければと思います。
KFC の活動は、阪神大震災という天災の時に生まれた小さな「気づき」が編み込まれるように人と人をつなぎ合わせて生まれた運動だと思います。
この活動を一過性のものではなく継続できる活動にするためには、KFC の活動に携わる一人ひとりが、少し小難しいことを言うようですが「市民がつくる公共」の楽しさを自覚できる運営が求められると思っています。
このことを心にとめ KFC の設立から今までを振り返り、新年度からの運営体制の変更についてその背景と今後の展望を報告したいと思います。

●被災外国人住民支援活動から KFC の設立へ(95.1.17〜97.2.11)

95年1月17日に起きた阪神・淡路大震災後、各民族団体による被災外国人住民への支援が開始されました。これら既存のエスニック・コミュニティーとは別に新しい市民による支援活動も開始されました。これらの活動が KFC 活動の原点です。
大震災直後の1月31日、長田区の南駒栄公園に避難しているベトナム人被災者などへの支援活動を続けている人たちの連絡会議が、既にボランティア拠点、「阪神大震災たかとり救援基地(震災1000日以降はたかとり救援基地)」として活動を始めていたカトリック鷹取教会で開催されました。
この連絡会は、2月3日に持たれた2回目の会合で名称を「被災ベトナム人救援連絡会」とすることが決定します。
在日ベトナム人たちが、南駒栄公園など特定の場所へ避難した背景として、日本語理解が難しい層が多い彼(女)らは、個々バラバラに避難すると情報が入りにくく様々な援助が受けられないのではないかという不安が多きかったことと学校等での避難所において、「教室ではなく外のグランドに行った、行った。」という排除的な言動も南駒栄公園などへの集住を促した要因でした。
言語の問題による意志疎通の困難もあって、南駒栄公園で生活していた在日ベトナム人たちは、公園内で生活している日本人被災者と生活上の問題で緊張関係を抱えていたいました。
これらの問題に対処するために、各々別々に支援活動を続けていた支援者たちは、神戸市の広報、マスコミ情報などの翻訳を一元化することにして、翻訳センターで作られた広報物は、ニューズレターとして南駒栄公園や学校避難所だけでなく、散在する在日ベトナム人たちにも届けられていきました。
言語、生活資金、就労といった問題に加えて、公園内での電気使用から借家に関する法律問題まで、従前なら交わることのなかったであろう人の協力関係が、接点を持ったことで、神戸の市民活動としての外国人住民支援活動は横のつながりを持ち始めたました。
KFC の母体となったもう一つの外国人住民支援活動は、主として在日コリアンの生活相談、高齢者訪問活動を実施していた「兵庫県定住外国人生活復興センター」になります。
95年の春から阪神間で在日コリアンの人権運動に取り組んできた各団体の協力で設立された兵庫県定住外国人生活復興センターは、10月、それまで活動していた菅原地区から事務所をたかとり救援基地に移転しました。
時間がたつにつれて外国人住民の問題は、初期の外国人住民集住避難者への緊急救援、母語などでの情報提供といった初期対応から無保険外国人住民への医療費支給や短期滞在資格者等への災害弔慰金支給問題といった災害救済施策の問題や仮設住宅入居の申請といった災害対策の過程で生まれた課題へと問題の質が転換していくことになっていました。
課題を通して見えてきたことは、根本的には災害が外国人住民の問題を起こしたのではなく、従前の社会環境が引き起こしている問題の方がはるかに多いことがはっきり見えてきました。
震災によって住宅を失ったり、職を失ったりした多数の外国人住民が、溢れる日本語だけの情報の中から自分に合った情報を選択し、大量の事務申請を各々の申請にあった添付書類をつけて出す事象は、震災が生みだしたものでしたが、頻度の違いはあっても、日常的に外国人住民が自分の生活に必要な情報を入手し、漢字だらけの申請書類に悩まされるのは、従前から直面する問題であったのです。
たかとり救援基地内の2つの定住外国人住民支援活動は、多くの課題に協力して取り組む中から、支援内容の重なりと問題の共通性を受けて、97年2月11日、神戸定住外国人支援センター(略称:KFC)に統合され、発足と同時に懸案であったベトナム語での生活相談に対応するため在日ベトナム人スタッフを迎えました。

●KFC 主体の支援活動からネットワーク型の支援活動ヘ(97.2.11〜)

KFC は、発足当初より外国人住民自身が自立できる支援活動を理念に掲げ、生活相談、翻訳・通訳、日本語学習支援などを実施しました。また神戸で最大の日本語未習得層が多い在日ベトナム人向けにベトナム語ニュースも刊行しました。
同胞スタッフの出現によって言語的な壁がない相談拠点としての KFC には、在日ベトナム人からさらに様々な問題が持ち込まれるようになりました。
時の流れとともに震災関連の義援金申請、仮設入居申し込み、復興住宅申し込みなどの事案は減ったが、反比例して求職、不当解雇、未払い賃金、民間住宅入居時の外国人差別、医療問題などが増えていきました。
特に神戸をはじめとする近畿圏は、雇用状況が悪く就労弱者である在日コリアンや在日ベトナム人たちの雇用・就労に関する問題は日々、深刻になっています。
住宅について見ると、公共住宅においては、震災による大量の復興住宅供給が、持ち家がなく、低所得、大家族、住宅の喪失(激甚災害地域に建っていた低家賃の虚弱住宅居住層が多かったために住宅喪失者も多い)と公営住宅に入居しやすい条件を持った在日ベトナム人やその他の外国人住民の入居を進めるという皮肉な現象も生みましたが、民間住宅への入居を求める層には、入居差別という壁が大きく立ちふさがっています。
入居差別といってもその中身は、さまざまで外国人というだけで駐車場の契約さえ断られるケースから、保証人の日本人要求、表札の日本名表示の強要、外国人住民だけへの入居誓約書に不当な防虫駆除費(実際にはしていない)の請求や高額な消火器代の請求までなかなか住宅を借りられない外国人住民の足下をみた不正な取引が頻発しています。
神戸定住外国人支援センター(KFC)は、これら生活に関する積極的な差別是正への取り組みを進めるとともに、在日外国人住民コミュニティー自身の活性化にも力を入れてきました。
96年に日本ベトナム友好協会の協力ではじまった「テト(ベトナム語で旧正月)を祝う集い」は、KFC が事務局を引き継ぎ97年に開催しましたが、98年からは、KFC のベトナム人スタッフが事務局を引き受け、その後2年間は、在日ベトナム人が中心となった実行委員会が開催しています。
また KFC が始めた鷹取中学の校庭を使った在日ベトナム人青少年たちのサッカー活動は、現在も週1回ペースで続けられ、在日ベトナム人青年層のコミュニティーづくりに繋がっています。
サッカーの活動は、多文化共生センター・神戸の解体でたかとり救援基地に拠点を移したワールド・キッズ・コミュニティーが支援している在日ブラジル人の青年たちのサッカー活動との交流も生んでいます。
KFC はまた、多くの外国人住民支援活動の活性化に伴い、従前の情報交換、提言活動を超えたネットワーク型の支援活動もはじめました。
98年秋から準備をはじめ、99年4月から KFC が事務局となっって阪神間の NPO が協働で特定事業を実施する「KOBE 外国人支援ネットワーク(通称:MISDON)」を設立しました。
この KOBE 外国人支援ネットワークには、震災前からフィリピンで日本人男性の子どもを抱えるシングルマザーたちの自立支援や在日外国人女性の自立支援を続けてきたアジア女性自立プロジェクト(AWEP)や、FM わぃわぃ友の会(多言語コミュニティ放送 FM わぃわぃの放送をボランティアで支える後援会的組織)、神戸アジアタウン推進協議会、というたかとり教会に事務所を置く NPO 団体だけでなく、外国人住民の医療・保険問題に取り組む AMDA 国際医療情報センター関西、アルコール依存症や薬物依存症といった精神障害問題に取り組んできた神戸リカバリーセンターさぽるてといった団体も外国人住民の精神的なケアという専門的な分野で参加しています。
また、99年からは、多文化共生センター・神戸の解体に伴い、外国人住民の子ども向けプロジェクトを実施してきたワールド・キッズ・コミュニティー(W.K.C)と外国人住民向けの情報を翻訳・通訳する事業体として多言語センター FACIL が、参加しています。
その他にもネットワークは、たかとり救援基地で企業が廃棄したパソコンを市民活動にリサイクルする活動や NGO/NPO の IT スキルアップ支援を通して市民活動の活性化をめざし活動をはじめたツールド・コミュニケーションが加わり9団体による事業組合的活動を展開しています。
ワールド・キッズ・コミュニティー(W.K.C)や多言語センター FACIL の活動との協力は、KFC にとって日本語学習支援以外では関係の薄かった日系南米人との接点をもたらしました。
これら外国人住民支援活動の横のネットワークは、従前 KFC だけでは対応できなかった専門分野に関する活動を互いを補完しながら取り組むことに繋がっています。

●KFC の飛躍にむけて

KFC 設立からまる3年目を迎える今年、KFC を取り巻く状況は大変厳しい状態にあるのが実態です。プログラムに対する小さな公的助成しか受けられず、団体運営の公的な補助が全くない日本の中で、民間による外国人住民の支援活動を責任ある運営体制で実施するのは非常に厳しいものがあります。
特に最も大きな壁は、財政的な問題です。
多くの方々の浄財や各財団の好意にささえられながらいままでの活動をより発展させたいと願い活動していますが、アメリカやイギリスなど自分が見てきたエスニック・マイノリティー(民族的少数者)の支援をエスニック・マイノリティーが中心となってマジョリティー(多数者)と水平な関係で実施していく環境はいまだ日本では遠いかもしれません。
しかし、KFC のように意志決定、事業実施にあたってエスニック・マイノリティーが参加する運営が本来あるべき姿だと思っています。
ただ厳しい状況を嘆くだけで社会は変革するものではありません。新年から相談事業(たかとりコミュニティセンター)と日本語学習支援(新長田事務所)にあった事務機能を効率化するために思い切って新長田に集約することにしました。いままでの歩みの中でたかとり救援基地に事務機能を持つことで生まれてきたつながりが弱くなるのではないかと非常に不安な面もありますが、厳しい財政状況の下、当面非常に少ない人材で多くの事業をこなしていくために事務機能を集約することにしました。
いままで通り郵便、通信とも連絡は支障がないようにしていますが、今後の連絡は TEL078-612-2402、FAX は078-612-3052 に、住所は神戸市長田区若松町2-13-1 PIAZZAビル2F にいただければとおもいます。
また当面の間、KFC のベトナム語相談電話兼在日ベトナム人連絡協議会の関西事務所の連絡先も KFC の事務所集約に伴い従来の 078-736-2987 から 078-612-3053 に変更することになりました。
21世紀のキーワードとして最も重要な言葉は「共生」であると思います。
近年、外国人住民居住の実態が、肯定的に街づくりで捉えられることも増えてきました。
しかし、本当に外国人住民との共生を考え、街の活性化を考えるならば、日本人中心の活動だけでなく、外国人住民自身の自立と参加による活動が不可欠です。
外国人住民の住宅や職さえ保障できない段階で、自立や街づくりへの参加の道は遠いですが、在日ベトナム人自身によるコミュニティ支援活動や日系ペルー人による情報誌づくり、在日コリアンの高齢者支援や文化活動といった当事者のコミュニティ活動は小さいながらも育ちつつあります。
今後は仕組みとして外国人住民コミュニティーの活動を経済活動を含めていかに活性化させ新たな神戸の魅力を作り出すかにかかっています。
KFC の前途は厳しい道でありますが、21世紀、真の共生の街としては外国人住民、日本人住民が共に働き暮らすために必要な互いが自立、共生出来る環境や意識づくりに KFC として力を尽くしたいと考えています。
(金宣吉)
 

●ベトナム人支援について

この2月11日で KFC は4才。私はこの4年間主にベトナム人の相談担当だった。KFC が発足したのがきっかけで、ある人からベトナム人支援するので、スタッフになりませんかの誘いがあった。自分が役に立つかどうか不安があった。正直に言うと、この世界に入る前に仲間(ベトナム人)に対して冷たかった。日本で生活することは自分はあまり困らなかったので皆もそうだろうとの考えだった。しかし、ここで分かったことは日本語が出来ないため困る人は大勢いる。しかも、日本語が出来る人と出来ない人の問題が十分違うと気がついた。日本語がぺらぺらでも人権差別問題等にあうと、どうすればいいのか分からない。日本語が分からない人は子供に色鉛筆と塗り絵を買ってあげることでも出来ない(何処でどれが)。しゃべれないし読めないし聞けないし、まさに言葉の問題で視覚と聴覚に障害を持つ人と変わらないと思う。
KFC に入ってすぐ7人(ベトナム人は5人)の400万ぐらいの未払い賃金事件があった。この事件をきれいに解決出来たのでこの仕事にはまってしまった。その後、今でも印象が残っている出来事もあった。仮設に住んでいる若いベトナム人夫婦は日本語があまり出来なかった。その時は公務員のような人がしょっちゅう訪問に来るが、この夫婦にとって早く仮設を出ていきなさいと言われているとしか思っていないのようで、来られてもほとんど話すことができなかった。しかし、めっちゃいい話しがあることは彼らは予想もしなかった。恒久住宅になかなか当選しない時代なのになんと彼らが入るのを待っている市住があった(住んでた跡地は市住宅になって、彼らに入る権利があった)。市住宅関係者はそのことを伝えに来たがいつも話しを聞いてくれないので困って、KFC に通訳の依頼が来た。その夫婦にベトナム語で説明すると、宝くじ当たったかのように大喜びしていたことを今でも忘れない。日本語が出来ないと損だろうなぁと思った。
今までの支援の中、相談内容等で(気が)落ち込むことが山ほどあったの中、解決出来たことは数えられるぐらいしかないが、解決した時の快感は本当にたまらない。落ち込みの山は登れる力が付く。とてもやりがいがある仕事である。
この4年間、私自身は大分成長した。仲間が支援出来るし、日本語もパソコンも上達したし、なにもかもいいことばかりで感謝している。新年度は違う出発になると思いますが引き続きの応援をお願いします。
(ハ・ティ・タン・ガ)
 

●KOBE ハナの会

1999年9月9日から始まった KOBE ハナの会もはや1年4ヶ月が過ぎ、新事業とは言えなくなってしまいました。この間 KFC ニュースでも何度か近況などをお知らせしていますが、ここでこの1年間を振り返ってみたいと思います。
最初にどんな活動をしているのかご存知でない方に説明しますと、毎週木曜日に地域に住んでいる在日韓国・朝鮮人高齢者が集い、交流ができる場所づくりをしています。また、高齢者どうしだけではなく、ボランティアで参加している若年世代との世代間交流の場でもあります。毎週木曜日、午前中は韓国・朝鮮料理を中心とした昼食会を行い、月に1回は民族打楽器のチャンゴにあわせて民謡を謡い、踊る時間があり、また在日同胞の看護婦さんによる健康相談の時間もあります。
地域に高齢者の交流会やふれあい給食会なども行われていますが、在日韓国・朝鮮人高齢者は、食物・言葉などの文化、生きてきた歴史、現在の生活状況などが日本人高齢者とは違うため、場になじみにくい面があります。KOBE ハナの会ではその民族性を大切にした交流の場づくりに取り組んでいます。母国料理を作り、一緒に食べ、民謡を歌い踊り、母語で話し楽しむ、そんな交流の場を作っています。
1999年9月にスタートして半年ぐらいまでは、ボランティアの人を含めても10〜15人ぐらいの参加人数でいささかさびしい気もしていましたが、3月に淡路花博へ遠足に行って以来参加者が増え、今では30人ぐらい、多い時には35人程も来てくれます。遠足前の半年の活動と遠足での交流でおばあさん達に認めてもらえたのかなと思っています。
春には、KFC 日本語プロジェクトの方々・KFC関係者・そして地域の方達とともに花見を行いました。どこからそんなパワーが出て来るのかと思うくらい、ハナの会のハルモニ(韓国・朝鮮語で「おばあさん」という意味)達は元気でした。日本語プロジェクトの他の外国人と話し、ベトナム料理を口にしているのを見て担当としてうれしかったのをおぼえています。
通常ハナの会の昼食会は、韓国・朝鮮料理が中心ですが、ベトナム料理と中華料理を KFC の関係者に作ってもらったこともあります。どちらともハルモニたちには新鮮だったようで大変好評でした。他にも白菜がおいしい時期にはキムチづくりをしたりもしています。
昼食会の料理はまちの韓国料理店にも負けないぐらいおいしいですので KFC ニュースをお読みのみなさんも一度KOBEハナの会に遊びにきてください。
最後になりますが、KOBE ハナの会をを支援してくださるみなさま、活動を支えてくれているボランティアの方々、そしてKFC関係者に感謝します。
2001年も KOBE ハナの会にご協力・ご支援のほどよろしくお願いいたします。
(金周司)
 

●日本語プロジェクト

定住外国人への日本語学習ボランティア活動は鷹取カトリック教会で震災前からベトナム人に対して行われていた。震災後避難所でベトナム人に「日本語をまた教えて」と言われたことがきっかけで3月より避難先の南駒栄公園のテントで学習者2名から日本語学習を再開するようになった。
7月より日本語教室準備会発足。新湊川・鷹取中学避難所で授業開始。9月17日正式に被災ベトナム人日本語教室となり、毎月1回ボランティア連絡会を鷹取教会で開催するようになった。
9月終わりから南駒栄公園から仮設住宅への転居が始まり、11月には更に転居が増えたので、1996年1月より仮設住宅への訪問指導を行うようになった。
またベトナム人への日本語指導を聞いた在日韓国人、ブラジル人、ペルー人からも日本語指導を頼まれるようになり、1996年3月より新長田駅前の「社会福祉法人サポート21」が借りているナンコウビルで日曜教室を開講。4月長田苅藻ビルで授業開始、7月北須磨文化センターで名谷教室へと開催場所が広がり増えていった。
学習者はベトナム30、ブラジル・ペルー10、韓国10、フィリピン1、アメリカ、オーストラリアの人も来ていたこともあり(1996年4月ごろ)年齢も11歳〜70歳過ぎまで、日本語習得程度も様々な学習者をマンツーマンで支援していた。
ボランティアは震災直後から関わっていた学生ボランティアの就職や留学などにより交代もあったが、100人を超える人が関わってきた。常時50名位が関わっている。
多様な学習者によりよい日本語学習支援をするためにはボランティアの研鑚は必須のことであり養成講座を開講。日本語教授法の基礎、外国人の諸問題を学ぶ12回30時間の講座を96年9月〜11月アジア福祉教育財団難民事業本部の補助で行った。
40名の募集に350名の応募者があり、抽選で受講者をきめ講座修了者が1997年1月から開講した土曜クラスを指導するようになった。この時の修了生が今もボランティアとして活躍している。1997年2月被災ベトナム人救援連絡会と兵庫県定住外国人生活復興センターが一つになって「神戸定住外国人支援センター」となったため、「被災ベトナム人日本語教室」は神戸定住外国人支援センター日本語ボランティアの会となった。会の運営は代表とボランティアの中から書記、会計、渉外、研修担当と係りを選んで、1ヵ月1回の会をもち、ボランティア全員が集まる連絡会も1ヵ月1回行い、研修、ブラッシュアップ講座を続けてきた。また一般公開の媒介言語講座、ポルトガル語、ベトナム語、ハングルの講座、ステップアップ講座を行ってきた。日本語学習者が増えるに従ってボランティアも増え、コーディネーターをおくようになり、1998年6月日本語ボランティアの会を日本語プロジェクトとした。
1999年4月より、マンツーマンレッスンに加え、グループレッスンを開講。グループレッスンは講師とアシスタントの二人体制で学習支援を行っている。現在は、全体で約40名の学習者がおり、支援者も50名ほどになる。日本語学習者のレベルの幅の広がりにともない、支援者のレベルアップも必要となるため、日本語学習支援者のためのステップアップ講座を毎年行っている。また、月一回の研修会も勉強会を含めたレベルの高いものに今後していきたいと考えている。
(湯口恵、元村尚美)


■■■スタッフのごあいさつ■■■

21世紀あけましておめでとうございます。今年も KFC をよろしくお願いします。さて去年の暮れに隣の韓国に行ってきました。今回は「ナヌムの家」に行きました。戦時中に日本軍の「従軍慰安婦」にさせられたハルモニ(おばあちゃん)たちのケアーセンターです。闘うハルモニたちの元気な姿に触れてきました。20世紀はまだ終わらないですね。
(神田裕)

21世紀がスタートしました。20世紀を振り返ると科学の進歩の反面、人間の意識がついて行けず戦争、環境破壊、人心の荒廃など否定的な面が大きくクローズアップされました。21世紀は原水爆とあらゆる戦争の廃絶、環境修復への取り組み、心豊かな人づくりへと方向転換したいものです。ひとりの一歩が明日を築く。今年も一歩一歩明日をめざしてがんばりましょう。
(中村通宏)

恭祝新世紀おめでとうございます。この2月11日でKFCは4才になります。この4年間、大勢の支援者の支えでいろんな活動に実現することが出来ました。今年度は大きく変わろうとしています。ベトナム人への支援部分は在日ベトナム人連絡会にバトンタッチする予定です。続けてやれる自信はあまり無いので不安でいっぱいです。新世紀になって、日本が外国人にとって住みやすい国に変わればと思っています。今年も応援宜しくお願いします。
(ハ・ティ・タン・ガ)

21世紀初春のお喜びを申し上げます。今世紀こそ平和で人権が守られる世界をめざしてともに楽しくしなやかに活動を続けたいと願っています。
(湯口恵)

早いもので KFC のスタッフとなって一年。“一番ベストな日本語学習支援とは”という答えにはまだたどりついていないような気もしますが、これからもいろいろな方にアドバイスをいただきながら、よりよい活動をしていきたいと思っています。今年もよろしくお願いいたします。
(元村尚美)

KFC ニュースをお読みのみなさま、新年明けましておめでとうございます。
KOBE ハナの会を担当しています金周司です。今年は個人的には年男です。年齢の割には貫禄さに今一歩欠けるなあと常々思っているのですが、2001年はバイタリティとチャレンジスピリットでがんばって、少し貫禄をつけたいなあと思っていますので、KOBE ハナの会を今年もご支援くださいますようよろしくお願いします。    
(金周司)

昨年は支援者の方や学習者の方をはじめ、魅力的な方々と出会い、色々と学ぶことができました。また、日産ラーニング奨学金制度も残りわずかとなりました。ぼ〜っとしている事も多々ありますが、その時は遠慮なくご指導下さい。大学卒業となる今年、今までの経験を通して学んだ事を生かし、新たなステップに繋げたいと思っております。
まだまだ未熟者ですが、今年もよろしくお願いいたします。
(五百木いずみ)

KFC のスタッフとなって、まだ1年も経っていません。しかし、その短い間でも神戸が変化していくと共に KFC も少しずつ変化をしています。その変化に柔軟に対応していけるよう、今年は一層頑張っていきたいと思います。色々とお世話になると思いますが、今年も宜しくお願いいたします。
(志岐良子)
 

■■■今後の予定■■■

●KFC 会議
1月26日(金)10:00〜

●日本語学習支援者の研修会
2月10日(土)13:30〜 新長田教室にて

■■■KFC の電話変更のお知らせ■■■

●事務所
電話:078-731-6926 → 078-612-2402
FAX:078-731-6927 → 078-612-3052

●日本語プロジェクト
電話:078-612-2402 → 同じ
FAX:078-612-2402 → 078-612-3052

●ベトナム語相談
電話:078-736-2987 → 078-612-3053
※従来通りの連絡先も使用可能です。

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