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KFC-NEWS 2000.9.17 No.37


■■■近況報告■■■

●僕の名前はブゥーヴィェーファンです。
ガーさんの代わりに KFC で三週間ぐらい手伝いをしました、この仕事は初めてなので仕事の内容はよく分かりませんでした。
初めの一週間は電話を聞いたりしました。ある日、一人のベトナム人のおばちゃんが来られて、「私は体が悪いみたいなので病院へいっしょに行ってもらいませんか」と言われました。僕のしってるおばちゃんなので、いっしょに行きました。通訳をしました。さすが僕もつかれました。おばちゃんはなんか、うれしいそうで、僕に向かってありがとうねと笑いながら言いました。僕は考えました。KFC の仕事は人をたすけるためにあるんだなと思いました。その後も翻訳とかもしました。
あっという間に三週間終わったけど、KFC でいろんな事が勉強できてほんとによかったと思ってます。これからも KFC で学んだことを生かし、人助けに頑張りたいと思ってます。
(ブゥ ヴィェ ファン)

●ただい〜ま。皆の助けがあったからこそ、親孝行が出来たのでありがとう!
両親は1945年ベトナムの南北分列がきっかけで南部に渡った。あれから一度も故郷へ帰れなかった。46年ぶりに両親を連れて生まれ育った所へ行った。行くまで、気持ちが非常に不安だった。南部の共和国で大きくなった私はなんとなく北部の社会主義に違和感を持っている。しかし、出会った現実は(衛生面以外)全て良かった。貧富の差はあまり感じない社会だった。政府の制度によって、世帯の人数分に土や畑を永遠(?)に貸してくれる。収穫量によって農物又税金額が決まる(南部では、この制度はまだ実行出来ていない)。食料は自給自足なので、怠け者以外生活が困らないようである。生活に必要なお金は、農業の合間に大工をしたり、畳を作ったりして得る。
涼しいうちに働いて、暑〜い太陽が出たら外の仕事は休止。けっして慌てずのんびりな生活。食事は全員でする。晩ご飯の後は、わずかなネオンの光を利用して、庭で家族(時々近所も加えて)とおしゃべりする。月がある夜は、これだけでも絶景。(月の)光は全ての物を包み、この景色は、何よりも素晴らしい。そこで見た月は、日本の10倍以上も明るく感じた。最高に贅沢な時間だった。自然の恵を現代人は忘れている気がする。
(ハ ティ タン ガ)


■■■英国視察旅行報告■■■

7/24〜8/3まで、英国に視察にいってきました。今回の目的は、就業支援のためのトレーニングを行っているコミュニティ・ビジネス(以下CB)等を視察することで、リバプール、シェフィールド、エジンバラなどに行ってきました。
ビートルズで有名なリバプールでは、かつて多くの港湾労働者などが働いていましたが、サッチャーの登場により民営化が進められ、多くの人々が職を失いました。階級によって仕事、居住地域やスーパーマーケットのランクまで決められてしまうイギリスでは、新たな職を求めて転居することや交通費が出ないために居住地域から離れた場所で働くことが難しく、失業者が増加していきました。そこで様々なトレーニングを行い就業支援をする CB が設立されました。トレーニングは、IT(情報技術)、家具作り、電化製品(洗濯機、電磁調理台、冷蔵庫など)の再生や元 docors(港湾労働者)自身による音楽関係の技術者の育成など多岐にわたり、トレーニング終了者の就職率は高いところでは98%ということでした。特に IT トレーニングはどの団体も行っており、今後の日本における必要性を一層感じました。
電化製品のリサイクルをトレーニングとして行っている CREATE では、新しい物を購入した時に古い物を引き取り、段階に分けて修理をしていきます。回収した物の約50%がリサイクル可能で、不可能な物も各パーツごとに分けて保存し、足りないパーツは新たに購入します。販売店の裏がトレーニングの場になっており、店では新品の50%以下の値段で商品が販売されていました。現在のスタッフは15名、トレーニング受講者は22名で、過去のトレーニング受講者の65%が仕事を得ているそうです。
その他、地域のためのセキュリティ会社と保育園とスポーツクラブを経営して地域の人を雇用する CB、マッサージ(針やアロマオイルなど)を行っている CB やこれらの団体に助成金のとり方等をアドバイスする CB などがありました。
日本でこういった事業を行う上での問題点は、「資金をどこから得るか」ということです。英国では EU(Europe Union Fund)や National Lottery(宝くじ)、ERDF(European Reginal Development Fund)、ERF(European Social Fund)など多くのファンドがあり、失業者は無料でトレーニングを受講することができます。
神戸でもそれぞれの地域のニーズに合った CB によって失業者が少しでも減少するようになれば、と思いますが、資金面やそれに付随する場所の確保等の問題があり、まだまだ失業者対策になるには時間がかかりそうな気がします。
(志岐良子)


■■■日本語プロジェクト■■■

■近況

8月末より、グループレッスン、土曜教室がKAP(アジア交流プラザ)に移動しました。皆さんよりよい学習環境で勉強に臨まれていることと思います。前期グループレッスンも9月で修了となります。去年よりスタートしたグループレッスンも軌道に乗り、今では多くの方が楽しく日本語を勉強しています。現在、支援者の数をしのぐ勢いで日本語学習申込者数が増加しており、学習者がどのような日本語学習を必要としているか見直す時期をむかえています。それに伴い、より質の高い日本語学習が求められています。これからも研修会などで支援者の皆さんとよりよい日本語学習支援の在り方について考えていけたらと思います。
(五百木いずみ)

■ボランティア講座

8月よりステップアップ講座がスタートし、 多くの方々に参加していただき、支援者の皆さんの熱意を感じています。今までの知識にさらに磨きをかけたい方、忘れてしまった日本語の知識をもう一度整理したい方、目的は様々だと思います。こちらも教授法だけでなく、実践的な内容で講座を進めていく方針です。また、講師の先生方に日頃の疑問などをうかがう絶好の機会であると思います。
このような講座も出会いの場の一つではと思います。いつもは支援者側ですが、今度は学習者側の立場として、色々な方と接するいい機会ではないでしょうか。お互いの意見交換、情報交換の場として存分に活用し、様々な角度から日本語に磨きをかけていただければ幸いです。
(五百木いずみ)

■日本語学習支援者の声

●「日本語を話せれば日本語を教えられます」という言葉にすっかりだまされて、KFC の事務所へ連れていかれたのが2年前。今では私自身が日本語の難しさをひしひしと感じています。日本語が世界共通語でなくて、本当によかったと、ほっとするくらいです。とはいえ、日本に住むなら日本語ができたほうが得ですし、きれいな日本語を話せれば感心もされます。
私も中国語を勉強したり、天津に留学したりして、外国語を学ぶ難しさや外国で生活する大変さを少しはわかっているつもりです。でも、KFC で日本語を学ぶ方たちは、仕事や家事でくたくたに疲れて、それでも日本語が上手になりたいという熱心な人が多いので、本当にすごいと思います。
週一回だけでは勉強できる時間も少なくて、生徒さんの上達は私の教え方にかかっているのかと思うと、毎回毎回反省することばかりです。でも、少しでも効率よく、そして楽しく、使える日本語を身につけもらえるように、私も努力して勉強していきます。いっしょに続けていきましょう。いつも応援しています!
(東美千代)

●私が KFC で日本語の支援を始めてから、休んだりしながらも4ヵ月が経ちました。私のマンツーマンの相手は、ファビオ君という日系ブラジル人の男の子です。日本に来てからもまだ半年ほどしか経っていませんが、アルバイトで使う言葉など、色々と外でも日本語を学んでいるようです。
そしてもう一人、弟のマルコス君です。マルコス君は、途中からファビオ君のレッスンの曜日が変わった関係で来るようになりました。ファビオ君、15歳。マルコス君8歳。背の大きさも全く違うふたりです。
ファビオ君との始めてのレッスンの日、お互いに共通の言葉もなく、コミュニケーションがとれずとても不安に感じたのを思い出します。彼は、ひらがなは書けるけれども、カタカナは少し自信がなく、話すことはほぼ出来ないという状況で日本にやってきました。そして私の方はというと、全くポルトガル語ができない、ということでファビオ君もきっと不安に感じたのではないか、と今になって思います。
それでも、なんとかコミュニケーションを図ろうと四苦八苦しながら、でも楽しみながらレッスンをしています。最近では、レッスンの帰りにする会話がとてもスムーズになっていっています。ときに、「えー、ファビオ君日本語上手になったね!!」と驚くこともあります。いろんな言葉を身体全体で吸収しているようです。勉強熱心で、気さくなファビオ君なので日本語の力はますます伸びていくと思います(なんといってもまだ15歳だし)。
マルコス君は、日本の漢字に関心があり、算数が得意です。算数が得意なので、たまに「問題の意味が分からない」と言っているときには、言葉の問題について考えさせられます。二人がこれからどれだけ日本にいて、どれだけの日本語力が必要になるか分かりません。しかし、必要な、そして使える日本語を・・ということを忘れずに楽しくボランティアを続けて行きたいです。
そして最近では、2ヵ月間だけお休みする人の代わりにレッスンをしています。二人の男の人です。主に漢字のレッスンをしています。KFC でボランティアを始めてから、学習者とはもちろん、同じ支援者の方との繋がりもできてとても嬉しく思っています。皆さんに色々と相談をしたり、質問をしたりするかもしれませんが、よろしくお願いします。
(冨永良子)


■■■ 案内■■■

9月30日ひょうご国際プラザ(HIA)にて、日本語教育学会研究集会があります。ぜひ、ご参加ください。
日時:9月30日(土) 10:30〜16:40
場所:ひょうご国際プラザ 3F 交流ホール
参加費:無料(資料代500円)
申込締切:9月20日(水)
内容、申込み方法につきましては、元村までお問い合わせください。


■■■今後の予定■■■

●KFC 運営会議
9月22日(金)10:00〜
10月13日(金)10:00〜

●日本語ボランティアのためのステップアップ講座
[第4回]9月16日(土)13:30〜16:00
[第5回]10月14日(土)13:30〜16:00
[第6回]10月28日(土)13:30〜16:00
[第7回]11月11日(土)13:30〜16:00

●ベトナム映画祭2000
日時:10月6日〜8日
会場:シーガルホール(JR神戸駅から東へ歩いて5分)

●ベトナムのことを知ろう講座(4回)
3回目
9月30日(土)18:00〜19:30
テーマ:「ベトナムの文化」
場所:シューズプラザ 4F 会議室
4回目
10月7日(土)14:00〜15:30
テーマ:「ベトナムの民衆」
場所:シーガルホール

●秋まつり
恒例のあきまつりを行います。
ぜひご参加ください。
日時:11月12日(日)11:30〜
場所:鷹取教会
※尚、詳細につきましては現在検討中です。
日本語プロジェクト
KFC 日本語教室:KFC事務所とは違う場所です。ご注意ください。
神戸市長田区若松町2-13-1(JR新長田駅南側)
Phone & Fax. 078-612-2402

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