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KFC-NEWS 2000.4.17 No.34


■■■近況報告■■■

12月末に未払い賃金の相談がありました。60代のベトナム人の彼女は中華レストランで食器洗いの仕事をしていました。性格のまめな方なので給料の支払がおかしくなった時からずっと自分で出勤簿や支払入金などを記入していました。会社の倒産時には二十数万円の未払い賃金が残っていました。KFC の相談を受けてから三つの基準監督署に相談した結果、3月末に国から10万足らずが支給されるとの連絡がありました(一部のタイムカードが見つからない為、未払い分の総支給が認めてもらえないのです)。未払い金額が1年以上前から増える一方でしたが不景気であるうえに自分自身が高齢であることで気弱になり彼女は仕方なく我慢していました。数日前に彼女を連れて神戸職業安定所へ行きましたがやはり仕事がありません。今、失業保険に申請中ですが、もし神戸の周辺で食器洗い等の求人があれば KFC までご連絡下さい。
現在、兵庫県の緊急雇用対策で外国人の子ども達がいる学校に通訳をする派遣制度がありますが、数日前に、ある夜間中学校の先生から連絡がありました。4月から4人のベトナム人が入学することになったそうです。しかし、この制度は昼間しか実行していないので、夜間学校が民間のボランティア団体から別登録して、学校に来てほしいのことでした。なぜ、こいうことが起きたのでしょうか。なぜ昼間しか実行しないのかも分かりません。もしかすると教育委員会がうっかりして、夜間学校をのことを忘れたかもしれません。しかし、せっかく実行するなら平等にしてもらいたいものです。
(ハ ティ タン ガ)


■■■スタッフ・事務所体制について■■■

4月から KFC の事務所の利用が大きく変わりました。いままで事務所を共有していた神戸アジアタウン推進協議会が、事務所を置いているたかとり救援基地の NPO 法人化、たかとりコミュニティセンター(TCC)の発足に伴い、事業を整理したため KFC と共同で使っていた事務所は、連絡先だけとなりました。
かわっていままで多文化共生センター・神戸で活動していたワールドキッズ・コミュニティと多言語センター・ファシルの活動が、代表の吉富さんとスタッフまるごと KFC の事務所で一緒に活動することになりました。
ワールドキッズ・コミュニティと多言語センター・ファシルの活動は、今後KFCが幹事団体をつとめる KOBE 外国人支援ネットワーク(通称:MISDON)にも加盟して様々な恊働同事業や協力事業も展開する予定です。
あと KFC のスタッフ、事務所体制も変わります。
3月末でスタッフの坂野さんがやめたかわりに、志岐良子さんが KFC のスタッフとして働いてくれることとなりました。志岐さんは主に新長田の事務所で KFC の仕事だけでなくこれから NPO セクターを雇用の場として変えていく事業にもかかわってもらう予定です。
それから日本語プロジェクトの担当をしてくれている元村さんの事情で日本語の受け付け体制が月、水から水(9:30〜18:00)、金(14:00〜18:00)に変わります。
あとおもに鷹取の KFC 事務所にいた金宣吉も実質、今年1月からは新長田の事務所に活動の拠点を移しています。
事務所の利用変更やスタッフの移動に伴い事務所のスタッフも事務所のレイアウトも少し変わりましたが、全体的には人が増えて活気が増したようにも感じます。年度末の事務処理や引越しで大変ですが、良い年度になるよう皆で力を合わせていきたいと思っています。
(金宣吉)


■■■「たかとり救援基地」から「たかとりコミュニティセンター」へ■■■

震災から5年と3ヵ月がたちました。一時は4万数千世帯もの人々が生活していた仮設住宅も今年はじめ解消され、見た限りでのひとつの節目をむかえました。5年前、多くのものを失って仮設生活が始まりましたが、その間にも多くの出会いがあり新しい仲間もできました。苦しい中で出会った友達はこれからの生命の糧になって行くのでしょう。しかし生活の糧はまだまだ思うように手に入れることはできません。受けた傷跡は5年では癒えそうにありません。
そんな中、KFC のある「たかとり救援基地」も今年大きな節目をむかえます。ボランティア基地から NGO センターへ。4月23日に「たかとりコミュニティーセンター」として新たなスタートを切ります。夏ごろには NPOで法人格も取る予定です。国籍や年齢、そして障害などによって切り捨てられることのない「ひとづくりまちづくり」を目指す活動をサポートしてゆくセンターです。
現在救援基地の中には、定住外国人の相談窓口や日本語教室(神戸定住外国人支援センターや在日ベトナム人連絡協議会)を始め、多言語で地域情報を伝える FM 放送局(FM わぃわぃ)、多言語による情報誌や案内板作成(神戸アジアタウン推進協議会)、多言語ネットワーク(FACIL)、多国籍な子どものプログラム(ワールド・キッズ・コミュニティ)、国籍を越えた就労支援(アジア女性自立プロジェクト)、コンピューターの教室やリサイクル(ツール・ド・コミュニケーション)、外国人支援ネットワーク(MISDON)などの活動が続けられています。この春には老人介護の部門も立ちあがります(リーフグリーン)。この他にも幾つかありますが、これらは震災の救援活動の中から生み出されたものです。そしてこれからも生み出されていくでしょう。しかし……。
これらの活動が今後続けられていくためには乗り越えていかなければならない課題が幾つかありますが、その一つは資金面です。活動費や人件費などがかかります。寄付金を当てにするわけにはいきません。自立していくためには事業も起こしていかなければなりません。そういったノウハウも含めてこのセンターが NGO をサポートできればと思っています。
地震で幕を閉じようとしている20世紀。しかし、その中で出会った多くの人達のやさしさの中で生み出された新しいいのちを21世紀に伝えていきたいと思います。
(神田裕)


■■■KFC 北米 STUDY TOUR 報告13■■■

省略


■■■日本語プロジェクト■■■

■グループレッスンを終了して

●ひらがなやカタカナもおぼつかなかった学習者が、今ではかなり話ができるようになりました。このクラスは途中から参加した学習者がいたり、出産等の理由でこられなくなった学習者がいたりと入れ替わりの多いクラスでしたが、いろいろな国籍の人たちと接することが出来たことは私自身いい刺激になりましたし、学習者にとっても良かったのではないかと思います。
私がいつも心がけていたのは、楽しい雰囲気の中でレッスンをするということでした。日本語を学習する場所ではありますが、仕事を終えて疲れた体でやってくる学習者にとってのいい憩いの場所でもあってほしいと思ったからです。レッスン中、とまどうことや学習者の反応にびっくりすることもありましたが、無事に終えることができました。
4月からもグループレッスンを担当させていただきますが、昨年度の経験を踏まえてさらに充実したレッスンをできるよう努力していきたいと思います。
(グループA 元村尚美)

●10月から半年間Aクラスのアシスタントをさせていただきました。養成学校で勉強したものの、実際の授業を見たことがなかったので、初めは学習者との接し方や質問にとまどうこともあたくさんありましたが、毎回の授業が私にとって、とても勉強になり身に付きました。授業を通して、日本語教育の知識だけではなく、教養や柔軟性が必要だとつくづく感じました。また、日本語の意味の深さ、日本語のおもしろさを学習者から教えてもらった気がします。10月スタートの時には全く話せなかった学習者もすぐにクラスの雰囲気になれ、積極的にクラスの人と話したり、質問し合ったり出来るようになりました。クラスの雰囲気作りの大切さやコツを学べました。クラスは終わってしまいますが、これからも続けて日本語、日本文化を楽しく勉強してくれたらなあと思います。私もこの貴重な体験を生かし、今後に役立てられるようがんばります。
(グループA 平田智子)

●去年3月グループレッスンのクラス分けをした日から無我夢中のうちに一年が過ぎました。あの顔この顔今日教室にやってきた人の顔が目に浮かびます。振り返って考えてみると、これで良かったのかなと一抹の不安が頭をよぎります。教材のひとつとってもこの教室の学習者には、゛しんにほんごのきそ″で良かったのか、教科書の扱い方、そして授業の進行など改めて考えてみたいことです。もし、できればこの学習者にあったテキストを作ってみたいとも思っています。
言語を習得するには、時間と努力が必要です。学習者自身の問題もありますが、学習者がなにを考えなにを求めているかを忘れずに4月からのクラスに望みたいと思っています。学習者のみなさん一年間よくがんばりましたね。この教室での学習が次のステップにつながっていくことを望んでいます。
(グループB 高橋博子)

●グループレッスンのアシスタントを半年間しました。
人数が多くて、目が届かない時、あるいは個人差があって、ついていくのがむつかしい学習者がいる時に、お手伝いをするのが役目なのですが、このクラスは、学習者が減ったこともあり、また、それぞれ理解のいい人たちばかりで、私自身参加させていただいているという感じでした。
私のような日本語教育の初心者にとってはそれはいい環境で過ごさせていただきました。良い指導者と良い生徒さんの中で有意義な半年でした。
(グループB 谷先晴代)


■中級クラス開催について

しんにほんごのきそを終了した人たちを対象にしたクラスを3ヵ月コースとして開催します。
日時:5月13日より毎週土曜日19:00〜20:30
協力金:5,000円(3ヵ月)
場所:たかとり救援基地


■■■今後の予定■■■

●たかとりコミュニティセンター(TCC)設立セレモニー
4月23日(日)14:00
場所:ペーパードームたかとり
*「たかとり救援基地」はこの日をもって「たかとりコミュニティセンター」(TCC)に名称が変わります。

●第4回こうべ地球村フェスティバル(NGO 神戸外国人救援ネット主催)
5月13日(土)11:00〜16:00 小雨決行
場所:神戸三宮・サンパル南広場

●日本語プロジェクト 研修会
5月13日(土)13:30〜
  場所:日本語教室
  内容:日常生活で必要な会話について
6月10日(土)13:30〜
  場所:日本語教室

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