■■■近況報告■■■
去る5月22日(土)、新長田にある勤労市民会館において、KFC
総会が行われ、'98年度の事業報告と'99年度の事業計画が報告されました。以下にその内容の概要をお伝えします。
'98年度も、震災以来続けられている外国人のための相談活動が中心で、その内容としては翻訳・通訳、病院の付き添い、住宅のトラブル、入居差別、求職や職場のトラブル、解雇や未払い賃金の問題などで、年間で527件ありました。語学学習に関しては、日本語プロジェクトではマンツーマンによる日本語支援活動が引き続き実施されました。'99年度はグループレッスンも4月から開講されています。ベトナム語講座、ハングル講座もそれぞれ実施。また、FM
わぃわぃ日本語教室のテキストを作成。ボランティアやリーダーの研修会なども実施されました。
上記の単独事業のほかに、他の財団・団体との共同事業も手がけ、在日外国人の拠点づくり活動や母子健康保険活動、外国人薬物依存予防講座なども実施されました。また、スタッフは外国人(移民)支援の先進国である北米に研修を行い、その成果を報告書として作成しました。
'99年度も引き続き活動は行われますが、特に3つのことが特長としてあげられます。
1●単独事業だけでなく、ネットワーク事業として「KOBE
外国人支援ネットワーク」の幹事団体も引き受け事業を行ってゆく。
2●活動の拠点になっている「たかとり救援基地」が
NPO 法人化に向け準備を進めており、新たにできる「たかとりコミュニティーセンター」の設立に積極的に参加する。
3●ベトナム人自身の全国組織「在日ベトナム人連絡協議会」が2000年元旦に発足するにあたり、スタッフの派遣や事務所の一部提供など全面的に協力する。
以上、簡単に報告まで。
(神田裕)
■■■近況報告(続)■■■
近頃は不況のせいか求職の相談で訪れる人が後をたちません。しかしせっかく来てもなかなか仕事が見つからない現状です。外国人住民のための雇用対策が必要ではないかと感じます。
5月からはじめた「諸外国における NPO 活動の調査・研究会」ですが、3回を終えて大学院で勉強している日向さん、川越さん、大学生の福田君、小川さん、神戸新聞の磯辺さんも加わっていただきサンフランシスコの日系人と在米ベトナム人の
NPO 団体について調べています。興味のある方は是非研究会に参加してください。
9月から実施する予定の「在日外国人高齢者のコミュニティステーション」事業ですが、担当者として
FMわぃわぃのスタッフの金周司さんになってもらい準備をすすめています。事業の協力者として林山診療所の梁ドクターの紹介で在日本朝鮮人医学者協会兵庫支部の協力が得られる予定です。
その他には、去年からはじめている KFC の研修会を9月から月1回のペースで実施する予定になりました。次回のニュースで詳細を紹介します。
(金宣吉)
■■■(仮)たかとりコミュニティセンター(TCC)設立にむけて■■■
さる6月12日、KFC も事務所を置くカトリック鷹取教会の
NGO・NPO 活動の将来像を考えるつどいがもたれました。
今回の「たかとり救援基地の将来像を考えるつどい」が開かれた経緯としては、震災から5年目を迎え、震災支援からはじまった鷹取教会救援基地の活動も、教会を拠点に始まったさまざまな団体の誕生(KFC
の前身の被災ベトナム人救援連絡会もそのひとつ)や、活動の拠点求めて移動してきたグループ(KFC
の前身の兵庫県定住外国人生活復興センターやアジア女性自立プロジェクトなど)をはじめさまざまな団体のネットワークが進むにつれ、震災救援をこえた日常的な市民活動を支えるサポートセンター的な役割に姿を変えてきた経過があります。
震災から1000日を契機に、救援基地の活動は「パストラルセンターたかとり」に引き継ぎ、救援基地は教会の敷地で活動する諸団体のネットワークの総称として名称も「たかとり救援基地」となっています。
これらの流れを受けて、今後基地をとりまくさまざまな
NGO・NPO 団体、同じ場所を共有する教会の信徒、地域、といったグループがより豊かなコミュニティーづくりに進めることをめざして議論してきた結果、基地で活動する
NGO・NPO 団体を支援する団体として「たかとり救援基地」というネットワークをより発展させた「(仮)たかとりコミュニティセンター」を特定非営利活動法人(NPO
法人)として設立し、概ね2年後をめどに NGO・NPO
団体が集える建物を教会の再建と同時に進めていくという構想が生まれたのです。
今回の集いには、基地内で活動する FM わぃわぃや
KFC、神戸アジアタウン推進協議会、アジア女性自立プロジェクトといった
NGO・NPO 団体のスタッフ、ボランティアのほかに教会の信徒やカトリック教会の関係者など40人が参加、国内外の
NGO・NPO センターの先進事例を神戸大学の平山助教授の説明も受けながら学習した後、意見交換の場をもちました。
結論としては、秋をめどに法人を設立する方向で話を進めることとなりましたが、このような構想は日本では前例もなく準備に多くの時間を割く必要があることが確認されたと思います。
KFC としても TCC 構想に参加する団体の一つとして積極的にかかわって行きたいと思っています。
(金宣吉)
■■■ KFC 北米 STUDY TOUR 報告7 ■■■
省略
■■■日本語プロジェクト■■■
■近況報告
昨年6月、「日本語ボランティアの会」が「KFC
日本語プロジェクト」になってから、1年がたちました。現在マンツーマンの学習者は41名、支援者は42名です。グループレッスンもAクラス10名、Bクラス5名で軌道に乗ってきました。
現在は、学習希望者が低年齢化し、特にブラジル人の希望者が増えています。かなり仕事がハードで、週1回しか休みがないので、コーディネートできていないのが現状です。
学習支援を以下の曜日・時間で出来る人は、事務局までご連絡ください。また、お知り合いの方で日本語学習支援の経験がある方、ボランティアに興味のある方がいらっしゃいましたら、お知らせください。
■マンツーマンレッスンの期間の確認について
マンツーマンの期限は一人100時間までです(同じ学習者と支援者の学習継続期間は1年間です)。昨年の6月からの実施なので、今月末でその終了に達する人が14人になりました。ただ、初めての試みで、学習者の中にはこの期限のことをご存じない方もいらっしゃったので、7〜9月まではマンツーマンレッスンを続けてもらうことにしたいと思います(学習者と支援者で決めて下さい)。なお、マンツーマンレッスンを終了した方には、アンケートをとり、希望学習時間をきき、可能であればグループレッスンへと移行していただくように考えています。
また、現在マンツーマンレッスンをされている方には、現在の学習者の学習が終わり次第、待機している新しい希望者をつなぎたいと思います。よろしくお願いします。
■次回の研修会について
日時:7月10日(土)14:00〜16:00
場所:新長田勤労市民センター
テーマ:1年の学習を終えて
1年を終えた学習者と支援者の感想や意見を交換する場にしたいと思います。
[1年間勉強を続けてこられた方々]
トラン・ミー・トウアンさん(〜杉山丈夫さん)
レー・バオ・チャウさん(〜北沢典子さん)
成英淑さん(〜伊藤成子さん)
朴貞淑さん(〜横江真由美さん)
小林かおりさん(〜中嶋香奈子さん)
橋本小百合さん(〜五百木いずみさん)
天野パウラさん(〜大石正弘さん)
アマノ・メイレイ(〜樋田朋子さん)
汪海松さん(〜柴田明子さん)
藤田昌治さん(〜竹本勝司さん)(教科学習支援)
■今後のお知らせ
今年の9月より、毎月第2土曜日13:00〜15:00の日程で全6回、日本語教授法のステップアップ講座を開きます。YMCA
学院・大阪大学留学生センター・京都県本語センターの方を講師にお招きする予定です。詳細が決まりましたら、お知らせいたします。
●グループレッスンAクラスのボランティアアシスタントの五百木いずみさんより、開始2ヵ月たっての感想をききました。
私は、4月からグループレッスンのアシスタントをさせていただいています。今まで個人レッスンで週1回通っていました。グループレッスンをはじめて今までとは違う新しい事やいろんな人に接する機会が増えてとても自分にとっていい刺激になるし、普通では経験できない貴重な体験だと思っています。
もう6月になって、レッスン開始から2ヵ月たちました。学習者の方とのコミュニケーションや、学習者同志も慣れてきて雰囲気も和やかになってきました。レッスンをはじめた頃、何しろ自分も初めてだし、新しく開かれたばかりの事だったので、いろんな問題点もありました。何か新しい物事を一から始める難しさを知って、先生方をはじめ
KFC の方々の協力があってこそ今があるんだなあとしみじみ感じます。
週に2回のレッスンですが、今はいろんな人に会うのが楽しみだし、確実に自分にプラスになっているのを感じています。大学3回生で将来のことや自分のしたい事にとまどいや不安がありましたが、先生や学習者の方々の勉強する姿をみたり、一緒に勉強に参加することで少しずつ何か見えてきているような気がします。これからもアシスタントとして役立つよう頑張っていろんなことを学んでいきたいです。
■第7回研修会報告
みなさん、こんにちは。第7回 KFC 研修会で、司会を務めました、湯川です。
今回の内容は、KFC 学生ボランティアによる卒論の発表でした。この話を聞いたとき、「準備が大変やなあ」と思いました。というのも、学生は卒業こそ3月ですが、卒論の提出は、1月です。人間苦しんだ事は、あまり思い出したくないものです。それに、卒業に伴う身辺整理で、資料を片付けてしまった人もいるぐらいです(僕だけでしょうか)。ですから、卒論を再現するのは、大変だなあと思いました。
こうした思いを胸に、当日、お二人の発表をきいていましたが、全くの杞憂でした。卒論自体を直接読んでいませんが、お二人の発表を聞くだけで、KFC
の背景が理解できる内容でした。御二人の大学の卒論の形式は分かりませんが、僕の場合(1万字以上)をそのまま当てはめたとしても、大量の内容を30分ほどでまとめるというのは、かなり骨の折れる作業だったと思います。
北沢さん、吉坂さん、お疲れさまでした。
(湯川亮介)
■■■今後の日程■■■
●7月11日(日)14:00〜
フェスタ デ ジュニーナ[中山手教会]
●7月15日(木)13:30〜
難民本部と会議[関西支部]
●7月17日(土)10:00〜
KFC 運営会議[KFC 事務所]
●7月17日(土)18:00〜
第5回アメリカの NPO 研究会[たかとり救援基地]
●7月23日(金)18:00〜
「地域振興券の外国人差別を問う」[神戸学生青年センター]
●8月7日(土)10:00〜
KFC 運営会議[KFC 事務所]
●8月7日(土)18:00〜
第6回アメリカの NPO 研究会[たかとり救援基地]