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KFC-NEWS  1998.8.17  No.16


■■■近況報告■■■

先日、日本人の連れ合いの不幸で日本に子ども2人と帰国したインドネシア人のTさんという女性が、亡くなられた夫の弟さん夫婦に連れられ、自分の在留資格と子どもの保育所入所のことで相談に来られました。
インドネシアで夫を亡くしたTさんは、日本へ行くことにしました。その時点でTさんが、日本で暮らすための在留資格は「日本人の配偶者」でしたが、日本に入国した空港でTさんの在留資格は夫が亡くなっていたことから「日本人の配偶者」という VISA から3ヵ月の「観光」VISA へ変更されてしまいました。
永住を決意して子どもを連れて日本へ帰国したのに労働や居住に制限のない「日本人の配偶者」という在留資格を取り消し、不安定な「観光」という在留資格に変更したため、Tさんは子どもたち(子どもは日本国籍)と暮らすための資格「定住」VISA(一昨年、法律の改正で日本人の子どもを扶養する外国人の保護者も対象)改めて申請させられることになってしまったのです。いちいち、空港でTさんを不安定な身分にしたため、また一から面倒な手続きを踏まなければならないことになるのはどう見ても日本の法の不備としか思えません。一昨年の法改正以前は、子どもと暮らすのにも法務大臣の特別在留許可が必要だったので少しは前進ですが ・・・
こんな外国人を取り巻く在留資格の問題は、子どもたちを保育所に預けて働こうと考えていたTさんが福祉事務所に子どもの保育で相談に行ったところ、短期滞在者の子どもは預かれないと文字どおり「役所しごと」で実態も考慮しない対応になっていました。
支援センターの働きかけでTさんの子どもの保育所入所申請は受け付けてもらうことができましたが、長田区の社会福祉事務所の職員にしても空港でのやりとりや日本の法律改正などわかるはずもなく在日外国人の実態に適応できない日本社会の一端を見る思いがしました。
現在、Tさんは日本での求職に向け KFC の日本語教室の仲間となり、漢字の学習を続けています。
(金宣吉)


■■■研集会の感想■■■

第二回目の研集会では外国人と年金の課題でした。
このごろ、韓国人と話す機会が増えています。そのおかげで、韓国のことを少しずつ知ることができました。ある時、韓国人の家でごちそうになって、今までの苦労や悩みなどを聞きました。その中の一つは外国人が国民健康保険を入れさせてくれなかったことです。私にとって初耳です! 病気になったら全額払わなればならなかった。だからできるだけ病気にならないように大変気を遣いました。私は国民健康保険に入れるのは当然だと思いました。私の来日少し前にやっとできたことだそうです。同じく国民年金にも対象になっていなかったそうですが、1982.1.1難民条約でやっと可能になったそうです。が、まだ納得いかない部分が沢山あるそうです。日本人と外国人では支払制度は大分違います。なぜなんでしょうね! 税金を収める時はその差はないのに・・このことはまだ沢山の問題の中の一つでしょう。今、当り前になっていることでも以前から日本で暮らしていた外国人の闘いによってできたわけで、私達は暮らしやすくなりました。以前の方のおかげです! ありがとう。
第三回目の研集会は「難民事業本部の仕事」でした。
私は難民の立場として難民事業本部関西支部所長さんのお話しを楽しみに待っていました。正直に言うと難民事業本部の尊敬は姫路定住センターにいた時だけで、その後は一般の難民には分かりませんでした。私たちが参加できる難民事業本部のイベントは一つもなく、本部と卒業後の難民たちとは全くつながっていませんでした。お話しを聞くとけっこう難民のために忙しく働いてくれていることを知ることができました。しかし、難民事業本部の仕事は本やパンフレット、情報など色々出版していますが、直接難民に届いていない気がしますし、本当に難民のためのものかよくわかりません。問題はそこなんです。これをなんとか解決してほしいと思います。
(ハ ティ タン ガ)


■■■日本語プロジェクト■■■

■日本語ボランティアの会から日本語プロジェクトへ

お気付きの方も多いと思いますが、6月20日の「KFC 日本語プロジェクト説明会」をもって、名称が「KFC 日本語ボランティアの会」から「KFC 日本語プロジェクト」へと変更しました。
「この名称変更は、なんの意味があるのか」と思われている方に、そうでない方には少々くどいようですが、簡単にその経緯を説明いたします。
昨年2月の神戸定住外国人支援センター(KFC)の発足のあとを追って、6月に「被災ベトナム人日本語教室」から「KFC 日本語ボランティアの会」に改組しました。当初の講想は、KFC の事業の中の一つの事業として、活動していくということでした。
ですが、「KFC 日本語ボランティアの会」は、独立性が非常に強く、外部からみると、KFC と「日本語ボランティアの会」の二つがそれぞれ別個の団体として存在しているようで、分かりにくいということでした。こうした点を解消し、発足当初の構想にもう一度立ち返り、名称も事業の一環ということがわかるように、ということで、KFC の一事業としての「日本語ブロジェクト」へと変わることになりました。


■組織の変更点

名称の変更に伴う活動内容の変更は特にありません。ただ、これを機に、日本語ブロジェクトの会員も KFC に積極的に参加しょうということで、プロジェクトリーダー(運営委員)は、KFC の運営委員も兼ねることになります。プロジェクトリーダーは、以下の通りです。
・世話係…………………中村さん
・企画 レク関係………安部さん  研修関係………山崎さん
・渉外……………………湯口さん
・会計……………………坂野さん
・書記兼ニュース………湯川さん


■連絡会に参加しましょう

 日本語プロジェクトの特徴の一つは「マンツーマンによるきめ細かな指導」です。ところが、この方法では、学習支援者同士で交流することが希薄になりがちです。その点を補うために、連絡会が設けられているのですが、お世辞にも、盛況とはいえません。連絡会に出席し、他の支援者と話すことで日ごろの学習支援での疑問点を解決する糸口になることでしょう。
時間の都合のつく限り、会員の皆様のご参加をお待ちしております。


■事務アルバイト:坂野亜子さんに決定!

事務アルバイトを公募したところ、20名を超える応募者があり、文書審査および面接審査の結果、坂野亜子さんに来ていただくことに決まりました。坂野さんには今後日本語プロジェクトの中心的な役割を担ってもらうことになりますのでよろしくお願いします。
[勤務曜日/時間/場所]
・毎週火曜日 13:00〜20:00 新長田教室
・毎週土曜日 10:00〜15:00 鷹取事務所


■日本語プロジェクト今後の予定

●連絡会 
8月8日(第2土曜日)13:30〜16:00
・連絡事項
・学習状況の発表(安部さん、内海さん)
9月12日(第2土曜日)13:30〜16:00
・連絡事項
・ボランティアの親睦 Tea Party(会員がお互いに新しくなり横のつながりをつくるための交流会です。会員の皆さん是非ご出席ください)
10月17日(第3土曜日)13:30〜16:00
・連絡会事項
・学習状況の発表
*連絡会の日時の変更*
10月、11月の連絡会は13:00からです。
10月の連絡会は17日(第3土曜日)にあります

●媒介言語講座
日本語ボランティアのためのベトナム語講座
講師…………日本人/ベトナム人
場所…………新長田動労市民センター
日時…………9月19日(土)〜11月20日(土)(10月10日体育の日を除く全10回)
時間…………15:00〜16:00

●秋まつり
7月の連絡会で秋まつりをすることが決定!
日時…………10月下旬
 只今、秋まつり実行委員募集しています。多くのパワーで良い秋まつりになりますようご協力お願いします。


■■■ KFC の今後の予定■■■

●お盆休み……8月13日(木)〜16日(日)
●第4回研修会……9月26日(土)午前10:30
「国際結婚と子どもたち」森木和美さん(外国人救援ネット副代表)〜ペーパードームたかとり(カトリック鷹取教会内)にて


■■■おしらせ■■■

今月から当センターではベトナム語のホームページを見ることができるようになりました。世界中のベトナムの最新の状況・情報など色々知ることができます。インターネットを使い慣れてない方、またコンピュータを持ってない方、ベトナムの興味が少しでもあれば当センターまでおこしください! 自由に見られますよ。ただし、火曜日に限りになっています。ぜひどうぞ!


■■■協力のお願い!■■■

 KDD の電話は国外も国内もかけられるようになりました。これを機に KFC と兄弟関係にある神戸アジアタウン推進協議会は KDD と契約を結び、同封の申込書をだしてくれた方の電話利用額の5%を同協議会に還元してくれることになり、KFC もこれに協力することになりました。つきましては、できるだけ沢山の方がご賛同くださいますようお願いします。なお、今まで KDD 国際電話活動支援プロジェクトに協力をしてくださっていた方も再登録をお願いします。
*終了しました。ご協力ありがとうございました。

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