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KFC-NEWS  1997.11.17  No.9


■■■鷹取土曜学校の秋の遠足■■■

鷹取土曜学校は、ベトナムの子どもたちが学校の勉強するところです。シスターとボランティアの助けを借りながら、学校の宿題でよくわからないところをゆっくりと学習していきます。いつもは鷹取教会の一室で勉強しています。土曜学校は鷹取教会内の一室借りて、10年以上前から続いています。 
秋晴れの11月8日は、土曜学校の遠足でした。先生と子どもたちおよそ20〜30人で王子動物園へ行きました。小グループに分かれて、園内をくまなく歩き回りました。教室とはまた違った子どもたちとのふれあいに、ボランティアの先生たちは新鮮な経験をしました。そして帰ってきたら、ぐったりです。第2土曜を除く毎土曜日午後、鷹取教会には元気な子どもたちがやってきます。頑張っているベトナムの子どもたちを応援してください。
(戸田佳子)


■■■近況報告■■■

KFC に寄せられていた相談の一つに在日ベトナム人の短大生の就職問題がありました。この問題は就職面接で面接の担当が本人の能力や適性に全く関係のない質問を繰り返していたという問題です。
大手金融機関のグループ会社であるこの会社は、就職面接で「国籍はなにか」、「日本にはいつきたのか」、「日本にはなぜ(どんな目的)きたのか」、「家族構成はどうなっているか」、「一人暮らしかどうか」、「もし日本が帰れといえばどうするか」、「ベトナムで仕事したほうがいいのでは」、「日本人と結婚したいか」というような、本人が仕事を進めるにあたって全く関係のない事項をしつこく聞くということをつづけていたのです。そのうえ父親の職業もしつこく聞くなど全く現在の職業面接指導からかけはなれた実態でありました。
日本では古くから被差別部楽や母子家庭、父子家庭、外国人に対する就職差別がたくさんあります。これらの差別をなくそうと各地の労働部や職業安定所は本人の能力や適性と全く関係のない質問をやめるよう指導していますが、実態は先に書いたように当時者を傷つけるような質問が続けられています。仕事につくにあたって父親の職業や結婚相手の希望に何の関係があるのでしょう。まして国際条約で受け入れをきめたインドシナ難民である在日ベトナム人に対して何の知識ももたない人間が「日本が帰れといえばどうするのか」という暴言を就職面接でぶつけているのかを考えると、無知をこえた無神経が大手をふって歩いているように思えます。
この問題は KFC との話し合いによって企業側が反省し当時者の進路保証も行われることとなりましたが、問題は氷山の一角でしかないと思われます。
KFC としてこんな問題がおこなわれないよう活動をつづけていきたいと思っています。
(金宣吉)


■■■病院への通訳付き添いをして■■■

このあいだ、Tさんが体の調子が悪いと訴え病院への付き添いに頼まれ、××病院へ連れて行きました。
まず、レントゲンを取りに行って下さい。先生に言われ、行ってきました。その後に、「Tさん!」と先生に呼ばれて、診察室に入いて、レントゲンの結果のお話しを聞きました。そすると思いよれず、『重い』病名を告げられました。
その時は、私自身がびっくりしてどうしょうと思いながら、『でも、Tさんに、伝えなければならない』と思い、どう言う風に訳(やく)をしたらいいだろうか?と考えました。
先生にしたらとにかく、「入院をしなけらばならない」と言われました。
とにかくTさんには、「肺炎と、頭に異常があるため、検査の必要があるから、入院をしてください」と伝えました。
Tさんもなっとくしてくれて、入院をしますと言ってくれました。そこで、私は少しほっとして、安心をしました。
『でも』私にしたら、通訳と言う仕事のは相手の人から言われた事をそのまま訳(やく)を、しなければならないと思っています。今回は、Tさんに嘘をついた訳ですから、<すごく>辛くって難しかった。でも、Tさんの家族の人にはすべて病気や、病名の事を話しました。本人には伝えていませんと、家族の人に言いました。それで、いいと言ってくれました。本当にこのまま、Tさんに病気の事を伝えなくってもいいのでしょうか?
(ブ ティ ニュ ツェット)


■■■「KFC 日本語の会―秋まつり」を終えて■■■

11月9日、秋晴れの日曜日、カトリック鷹取教会のご厚意で前庭をお借りし「第一回 KFC 日本語の会―秋まつり」を開催することができました。土曜教室(新長田勤労市民センター)、日曜教室(新長田教室―日本ベトナム友好協会事務所内)、ベトナム、中国、韓国の各担当者が8月初めに第一回実行委員会をもちました。何から話し合えばよいのか最初は雲を掴むような思いでしたが、初対面の多いなか、和やかな雰囲気に終始し、楽しく計画を立ててゆくことができました。毎会、実に楽しい実行委員会になり、その雰囲気は最後まで続きました。若いマンパワーに触発され、中年の知恵袋に支えられ、また、KFC から適切なアドバイスもいただき、多くの方々の陰の力に助けられながら当日を迎えることができました。
皆さんにお願いしていました景品は出足が遅かったため心配していましたが、会が近づくにつれ増え続け当日までに多くの方々のご協力を得るることができました。手作料理も想像をこえるほど沢山の方に持ち寄っていただき、実行委員会は嬉しい悲鳴をあげました。そして多くの方のお手伝いにも助けられながら盛りつけが進んでいきました。
昼食後はゲームをしたり、サンバを踊って楽しく時を過ごしました。大人も子どもも一緒になって楽しみ、嬉しそうに景品を取りに来られる姿に普段とは違う一面を発見するという、ほほえましい場面も幾度かありました。また、KDD の協賛を得、ベトナム12名、ペルー1名、韓国1名の計14名が母国に家族と通話することができました。
個人としましては不行き届きな点もあり、あの時にこうした方が良かったとか、あれはこうすべきだったと反省する点も多くあります。しかし「楽しかったよ」、「面白かった」と多くの方が言ってくださることで、これで良かったのだと思うようにしています。実行委員一同、その日に向かって一生懸命に計画を立て取り組んできた評価として受けとめたいと思います。
この度の会は、外国人、日本人に関係なく多くの方々の協力を得て終わることができました。これからもボランティア同士の横の関係を大切に思っていくと共に、日本語学習の各国の皆さんもこれまで同様、真面目な態度で学習に励まれますことを願っています。
「KFC 日本語の会―秋まつり」にご協力くださいました皆々様に、KFC ボランティアの会・実行委員会共々、感謝とお礼のご挨拶を申し上げます。
ありがとうございました。
(実行委員長・山崎恭子)


■■■身近な活動紹介・今後の予定■■■

●12月 9日(火)〜10日(水)
『南京1937」上映会
18:30〜兵庫県民会館9階ホール

●12月12日(金)〜25日(木)
KOBE ルミナリエ

●98年1月15日(金)〜17日(日)
市民と NGO の防災国際フォーラム

*寒さの季節へ向います。お風邪をひかれないように、ご自愛ください。

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