■■■近況報告■■■
ながい夏も終わり、これからは少しすごしやすい季節になりそうですが、外国人住民の課題は、これからも厳しい季節がつづきそうです。先日ある知り合いのベトナム人の女性と話していたら連れ合いの給料が5万円も下がったと言っていました。
連れ合いの人は長田のケミカル産業に従事している人で、日本にきてからずっと同じ職場で続けていたそうです。それだけ神戸のケミカル産業の不況が深刻であるということと復興が遅れているのだと思います。
震災からもうすぐ1000日目、徐々に建物や道はきれいになってきていますが、人間の生活を守る仕事や福祉といった課題が山積みです。
●解体することとなった「東灘スカイマンション」の自治会からの申し出で不要なエアコンなどをいただきました。取り外しにはベトナム人の
MINH さんがあたってくれ、被災者の希望者に配布したあと、残りを
MINH さんの手間賃として受け取っていただきました。
また6人家族で仮設に入居している問題は、神戸市の生活再建本部と相談した結果、もう一部屋確保してもらうこととなりました。
●仕事をさがしていたベトナム人の青年が、支援者の紹介も含めて4社まわった結果、仕事に就くことができました。
●ナイジェリア人の仕事の相談やイラン人の相談、チリ人と結婚した人やインドネシア人と結婚する予定の人など多国籍な相談が寄せられています。当センターの少ない人材でこれからも増えるであろう相談に対処していくのは大変だということで、次代を担う人材の育成に乗り出したいと思っています。その第1歩として10月から「(仮)外国人支援ボランティア養成講座」を兵庫県のフェニックスステーションと共催で神戸市の協力を得て始めることとなりました。
ぜひこれから KFC やその他の NGO に参加してみようかなと思っている人がいましたら老若男女をとわず参加してほしいと思っています。
■■■アルコール依存症を克服して職場復帰へ■■■
アルコール依存症で2年間入院していたMさんがめでたく退院して前の職場に復帰できることになりました。Mさんは震災後、南駒栄公園や鷹取救援基地でボランテイアとして活躍していましたが、久しぶりに同胞と会えたこともあって、毎日夜友人と酒を飲み交すようになり、アルコール中毒症に陥ってしまいました。当初は入退院を繰り返していましたが、徹底的に治さないと駄目だということになり、約1年半入院して頑張った結果、この度めでたく完治して退院できることになりました。元の会社の社長も快く受け入れてくれ、住宅が確保でき次第退院して職場復帰します。Mさんの再出発が成功するようみんなで暖かく見守りましょう。Mさんと会っても絶対にお酒を飲まないこと!
■■■池田奈由さんイギリスへ留学■■■
当センターの書記、被災ベトナム人日本語教室(現・KFC
日本語ボランティアの会)の会計として活躍された池田奈由さんが、ご自身の研究活動のため、イギリスの大学へ今年9月より、留学されました。
出発に先立ち、先月(8月)19日(火曜日)、神戸外国人支援センター、KFC
日本語ボランティアの会、日本ベトナム友好協会の共催でこれまでの池田さんの活動への感謝と今後の池田さんのご活躍を祈念して壮行会を開催しました。
池田さんは被災ベトナム人救援連絡会では、書記として「救援連絡会ニュース」の発行を助けられ、また、被災ベトナム日本語教室では会計として日本語ボランティアのみなさんの経費や教室に関わる会計事務を一言の愚痴も言わないで黙々とされ、KFC
日本語ボランティアの会の発足に大きく関与してくれました。
イギリスでは、医療に関する経済学について今まで以上に研究されるそうです。
池田さんは「被災ベトナム救援連絡会議、神戸定住外国人支援センターでのさまざまな活動を通し、いろいろな人と出会ってきました。その出会いの中から、たくさんのことを学びました。そしてここで学んだことを励みとして研究を続けます」と決意を述べられました。池田さん、長い間ありがとうございました。
(長嶋昭親)
■■■『私はまだ新米です』■■■
8月から NGA さんの変わりに、仕事をやらせてもらいすごく、嬉しいかった。はじめは、何もわからなくてジタバタしていました。
でも、事務所にいるうち自然と仕事を見に付け覚えました。仕事の内容はいろいろがあって、簡単な仕事があれば、難しい仕事もあります。
日々に仕事をしながら、いろんな方々が事務所に相談を尋ねたり、それをスタッフの皆さんがそれに対して解決をしたりしています。
このような活動を通じて、人間と人間の接触の仕方がすごく勉強になりました。
それにプラスして、ワープロも学び、初めは「何これ?」と難しいなぁ〜と思いましたが、毎日の積み重ねで打てれる様になりました。すごく楽しくて、嬉しいです。
まだまだ、わからない事がいっぱいありますけど、皆様に力になれたらいいなと、思います。今後も、スタッフの皆さんがする事に学びながら活動をしていきたいと思います。<よろしくお願いします>
(ブ ティ ニュ ツェット)
■■■考えさせること!■■■
先日、イラン人は当センターへ相談に来ました。内容は電車内で四千円を拾いました。これを届けなければと、交番へ持って行ったんです。すると、外国登録証明書を見せなさい! 問題はこれからです。実は、彼は7年前に3ヵ月のビザで日本へ来た後、勤務先の社長が問題ないというのでそれを信じて、そのまま日本に住みました。今まで真面目にベンキ屋の仕事を続いているんです。警察に本当のことを語ると、「それじゃ、入国管理局に出頭して下さい!」。彼の場合はまだいい方です。今まではその場で緊急逮捕。その後自分の国へ送還されます。この前も同じ様な話があった。あるおばあさんの相談内容は、近隣の暴徒の犯人を捕まえた外国人男性が犯人の手をロープで縛り、その近くのおばあさんの家まで連れて行き、おばあさんの手で警察に渡してもらうようお願いに行ったんです。自分で渡せない理由があったからです。しかし、その理由を知らないおばあさんはすごくいいことをしたから彼を無理に彼を止めた。警察が来たら、やっぱり「外国登録証明書を見せなさい!」と命令した、彼もビザ切れの人なんです。すぐ緊急逮捕、そして送還された。彼はもう言えないけれども、おばあさんは心がとても痛みました。彼のかわりに訴えたい気持ちで当センターへ話に来ました。私たちの知るケースは数えられるほどだけれどもあちこちで沢山起きると思います。同じ行動でも日本人やほかの外国人は感謝状をくれるはず。両手を出して感謝状をいただく変わりに手錠。あまりひどいと思いませんか? いいことしなければ! 悪い人をつかまなければ! と思いませんか? 本当に考えさせるんことです!
(ハ ティ タン ガ)
■■■震災復興(賃貸)住宅等神戸市営住宅募集について■■■
●申し込み資格について
被災者向住宅
次の用件のすべてに該当していることが必要です。
1・日本国籍を有する世帯または外国人登録している世帯
2・阪神・淡路大震災で自己の居住していた住宅が、倒壊または消失するなどして居住できなくなった(解体予定を含む)世帯で、その事実が証明または確認できる世帯。(応急仮設住宅、公的賃貸住宅の一時入居車者の方については、それぞれの住宅に入居していることの証明があれば、必要ありません。)(*神戸市営の被災者・一般向け住宅及びシティハイツ、県営住宅の一部、公社住宅、公団住宅については、被災者以外の方でも申し込みできます。)
3・全壊(全焼)または半壊(半焼)のり災証明書がある世帯。
4・現在、住宅に困窮している世帯。
●入居基準(入居者数・収入)について
市営・県営住宅は、被災者向けは、単身者も可であるが、入居者数による制限はある。収入による資格制限はないが、政令月収が、200,000円以下の世帯、標準4人世帯で給与の場合は年間総収入5,103,999円以下の世帯を優先する。一般向けは、申し込み家族数は、二人以上(一部は単身者も可)である。一般向けは政令月収が、200,000円以下の世帯という制限がある。その他、政令月収が、2000,000円を超えた世帯は、特別市営住宅(シティハイツ)、兵庫県住宅供給公社の住宅、住宅・都市整備公団の住宅の申し込みをお勧めします。
区別募集住宅戸数
●市営住宅
長田区:新築332・空き家84
兵庫区:新築264・空き家93
須磨区:新築680・空き家320
垂水区:新築1448・空き家348
中央区:新築1041・空き家31
●県営住宅
長田区:新築116・空き家54
兵庫区:新築508・空き家4
須磨区:新築6・空き家156
垂水区:新築55・空き家37
中央区:新築839・空き家10
*問い合わせ先、その他の詳細については、申し込み案内書をご覧ください。10月28日までにポストに投函となっています。
*終了しました。
■■■ KFC 日本語ボランティアの会あきまつり(ご案内)■■■
日時:11月9日(日)12:00〜15:30
場所:カトリック鷹取教会
KFC 日本語ボランティアの会で日本語を学習している方(ベトナム人、日系南米人、韓国・朝鮮人、中国人)と学習支援している方々が集まり、持ち寄った料理やゲームを楽しみながら交流しあう「お祭り」です。みなさんも是非、ご参加ください(会費500円)。