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KFC-NEWS  1997.4.17  No.2


■■■日本語教室の輪ひろがる〜日本語教室(被災ベトナム人日本語教室)について■■■

「阪神・淡路大震災のあと、避難所で飛びかう日本人の話がわからず悔しい思いをした」。「保育園、学校からのお知らせがわからない」。「病院や役所へひとりでいけない」。「原付自転車や車の免許を取りたい」。「日本語がわからないという理由で就職ができない」。・・・
今、私たちの日本語教室で日本語を勉強している人たちは、定住促進センターでの4ヵ月の日本語学習以外、日本語を勉強する機会がなかった人がほとんどです。それどころか家族呼び寄せで日本へ来た人の中には、定住促進センターへ行かなかった人もいて、まったく日本語を勉強していない人もいます。
阪神・淡路大震災後、被災ベトナム人救援連絡会議の合議のもとに「被災ベトナム人日本語教室」ができて2年がたちました。その間、ベトナム人だけでなく韓国朝鮮人、ブラジル人、ペルー人、中国人、フィリピン人が私たちの教室で日本語を勉強してきました。現在は約30名のベトナム人、その他の外国人が約30名勉強しています。ほとんどがマンツウマン指導ですので、学習支援ボランティアもほぼ同数の人が活動しています。日本語の学習支援は、日本語(音声、語彙、文法)の知識、そしてよりよい教え方の知識を必要としますので、養成講座やブラッシュアップ講座を開いて研修をしています。月一度は連絡会を開き相互研修をしています。
私たちの活動場所は、
・訪問指導(家庭へ)
・カトリック鷹取教会
・作業所(長田区役所南側、御蔵町)
・さぽうと21(JR 新長田南東側)
・新長田勤労市民センター(JR 新長田南西側、ジョイプラザ3F)
です。
学習希望の方、ボランティア希望の方は、神戸定住外国人支援センター内「被災ベトナム人日本語教室」へご連絡ください。
(長嶋昭親)


■■■神戸定住外国人支援センターの職員として■■■

当センターで働きはじめて3ヵ月になりました。まったく違う仕事だったから右も左も分からないことばかりです。
震災当時は被災者として色々お世話になりましたが、当然だと思っていました。しかし、ここで毎日沢山の出会い、悩み、相談、困りごとなどや全国から心暖かい皆さんのカンパ、親切はあまり沢山すぎて感動し、びっくりしました。
支援センターは大きく言うと外国人全体を対象にしています。しかし、ベトナム人のために出来たと感じます。
だけど、ベトナム人のボランティアはほとんどいなく、日本人ボランティアの方々ばかりでショックを受けました。何で今まで自分は関係無いと思って暮らしていたのかと後悔している毎日です。たぶん他のベトナム人も私みたいな考え方を持っていると思います。あまり力が無い私ですが少しずつ変えるつもりで頑張りたいと思います。どうか遠慮なく指導やアドバイスなどお願いします。
センターで相談を受けたことは本当に様々な問題です。多い順から並べると言葉が不十分な部分での付き添い、仕事探し、住居、法律、事故、未払い賃金などです。出来る限り解決してあげようと努力しますが解決できないこともあります。そういうとき、悲しいです。法律やルールなど簡単には変わらないものだなあと感じます。他の団体と違う、力ある活動にしたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。
(ハ ティ タン ガ)


■■■近況報告:未払い賃金の立て替え払い■■■

ベトナム人5名が昨年9月から12月にかけて働いた賃金(約200万円)がもらえないがどうしたらよいかとの相談があり、調査したところ雇用主が倒産して支払ができないことが判明。労働基準監督所に申告したところ、未払い賃金のうち約50万円は元請会社が「労働者が困っているだろう」と二重払いしてくれ、残りの80%は労働福祉財団が立て替え払いしてくれることになりました。
もし他にこんな制度があることを知らずに泣き寝入りしている人がいましたら、当センターへ連絡してください。


■■■生活復興資金の貸付〜定住者の連帯保証人でもOK■■■

兵庫県生活復興資金の貸付を申し込んだLさんから、定住者の兄に連帯保証人になってもらったところ永住権のある人か日本人でないと駄目だと銀行に拒否された、との連絡がありました。センターでは早速、銀行と県に抗議したところ、数日後に「定住者の連帯保証人でもよい」との回答が来ました。同様なケースがあった場合は当センターへ電話してください。


■■■困ったことがあったらすぐ当センターへ■■■

当センターは定住外国人を支援するとともに、多文化共生の豊かな社会を目指して外国人と日本人が手を携えて努力しようとする団体です。困ったこと、いやなこと、こうしてほしいと思うことなど、どんなことでもご相談ください。みなさんからのご連絡をお持ちしています。

●相談手伝いは全て無料
当センターは外国人のためにお手伝いをする団体です。肌の色、宗教、言葉などの違いはまったく関係なくお手伝いします。お気軽にお越しください。相談料は無料です。(活動資金のカンパは大歓迎!)

●知らなきゃそん損
Aさんは交通事故を起こし自動車保険で処理してもらおうとしたところ、保険証に記載されている車は前に乗っていた車だったため保険を使うことができませんでした。Aさんは車をかえたら保険証の車種変更をしなければならないことを知らなかったのです。高い保険料を払いながらそれを使えないなんて本当に悔しい限りです。
車をチェンジしたらすぐに車種変更手続きを保険会社に出しておきましょう。事故が起きてからでは遅いのです。


■■■被災高齢者世帯生活再建支援金〜非課税世帯で、世帯主が65歳以上か要援護世帯を対象に■■■

受付:4月25日から2000年4月まで
対象:2000年3月末までに恒久住宅へ移転し、次の(1)から(3)のすべてに該当する世帯
(1)世帯全員の住民税(所得税割)または所得税が非課税である。
(2)世帯主が65歳以上、または要援護世帯
(3)震災により、当時住んでいた住宅が全焼・全壊した世帯、または半焼・半壊してその住宅を解体した世帯。
支給期間:申請月から5年間
支給金額:月額2万円(単身世帯は1万5千円)
問い合わせ先:078-271-5376
*終了しました。


■■■まるご市場アジアまるごと市開催■■■

4月19(土)、20日(日)の2日間、長田区の南部にある「まるご市場」で「アジアまるごと市」が盛大に開催されました。今回の催しは震災後、人口が激減した長田区において市場の再建に取り組む「まるご市場」が外国人と共同で盛り上げようと企画したものです。
開催中は、通常の2倍の人出で賑わい商店街の人達も大喜びで今後も引き続き企画を考えていくこととなりました。外国人住民と日本人住民の関係がこんな楽しい企画から生まれてくれば本当に楽しい街になると思います。
今後も神戸アジアタウン推進協議会や FM わぃわぃと協力しながら外国人との交流をはかる街の取り組みに参加していきたいと思っています。

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